目的 |
SAXA IP NetPhone SXⅢの通話操作の方法を紹介します。 |
---|---|
対象プラン | プランに関わらずSAXA IP NetPhone SXⅢをご利用のお客様が対象です。 |
用語 |
PoE |
ポイント |
・本マニュアルは、BIZTELで SAXA IP NetPhone SXⅢ を利用するためのマニュアルです。 ・本マニュアルは、BIZTELの通信要件表の設定が済んでいる前提となります。通信要件表に沿った内容の設定が完了していない場合、正常に利用できない場合がございますので、事前に「1.BIZTEL通信要件表」の設定が完了しているかご確認ください。 ・電話機の設定内容はお申込み時にお客様にて決定いただきます。 ・設定内容によりフレキシブルキー(ラインキー)の動作は異なりますのでご注意ください。 ・本マニュアルに記載されている内容以外の操作については、動作保証しておりませんのでご注意ください。 ・本製品は弊社から購入及び、弊社にて設定した電話機がサポート対象となります。"お客様にて購入、設定した電話機”や”弊社から購入後にお客様にて設定変更された電話機"は、サポート対象外となりますのでご注意ください。 |
目次
1. 電話機の説明
1.1 各部名称
電話機の各部名称は以下のようになります。
①着信ランプ | 着信時に中央部分が赤く点滅します。 |
---|---|
②フレキシブルキー |
外線着信時の鳴動やパーク保留、ピックアップ、ワンタッチダイヤル機能等を各番号に設定します。ラインキーとも呼称します。 |
③マルチファンクションキー | 音量調整や発着信履歴の表示等、操作時に利用するキーです。 |
④確定キー | メニュー操作時の確定するキーです。 |
⑤クリアキー | 電話番号の入力誤り等をクリアしたり、マルチファンクションキーでの操作をキャンセルするキーです。 |
⑥応答 / 内線キー | 着信時に応答するキーです。 内線着信及び、フレキシブルキーに割り当てのない外線着信時に赤く点滅します。 |
⑦保留キー | 通話中にプッシュすることで通話を保留にします。 |
⑧スピーカキー | スピーカ状態での通話時に使用するキーです。 |
⑨短縮(電話帳)キー | 1回プッシュすると短縮キーの入力が可能、2回プッシュすると電話帳の選択が可能です。 |
⑩発信キー |
発信する際に宛先を指定した状態でプッシュします。 |
1.2 電話機の動作設定について
申込み時にお客様に電話機の応答時の動作やフレキシブルキーの設定を決定いただきます。
設定可能な内容は以下となります。
1.2.1 パーク保留方式
パーク保留は、通常の保留操作とは異なり、保留された通話に特定の番号(パーク番号)を割振り、その番号に発信することで、どの内線番号からでも応答することができる機能です。
パーク保留の操作方法は2種類ございます。
※フレキシブルキーにパーク保留の設定をしている場合に限ります。
ダイヤル式 | 着信通話中にフレキシブルキーの「パーク保留」キーをプッシュすると、パーク保留番号( 701等 )がアナウンスされ、保留状態となります。 ※アナウンス後、パーク保留を操作した人は通話が終了します。 |
---|---|
ダイレクト式 | 着信通話中にフレキシブルキーの「パーク保留/応答」キーをプッシュすると、パーク保留番号( 701等 )がアナウンスされ、保留状態となります。 ※アナウンス後、パーク保留を操作した人は通話が終了します。 |
1.2.2 フレキシブルキーの設定
フレキシブルキーは、電話機のフレキシブルキーに役割を持たせることで特定番号への着信時に鳴動させたり、通話中にパーク保留に入れるなどの動作指定を行います。
設定可能な内容は以下となります。
無鳴動着信 | 指定した番号に着信時、着信音の再生はせず、フレキシブルキーの点滅のみ行われます。 |
---|---|
鳴動着信 | 着信時に指定した着信音を再生し、フレキシブルキーが点滅します。 |
ワンタッチ | 電話番号を指定して設定することで、設定したキーをプッシュするだけで発信することが可能です。 |
パーク保留 | 通話中にプッシュすることで、パーク保留番号がアナウンスされ、保留状態となります。 |
パーク応答 | 動作は「1.2.1 パーク保留方式」を参照ください。 |
パーク保留 / 応答 | |
ピックアップ | ピックアップグループに所属している端末宛の着信に代理応答することが可能です。 |
マイク | スピーカモードの利用中にプッシュすることで、ハンズフリーで通話が可能です。 |
ヘッドセット | ヘッドセットキーが有効時(ランプが赤色点滅)ヘッドセットを用いて通話が可能です。 ※電話機起動時はヘッドセットモードが有効です。通話終了時は有効状態が保持されます。 ※ヘッドセットキーを設定していない場合は、ヘッドセットのご利用はできません。 |
1.2.3 オフフック設定
着信後、受話器を上げてかた通話を開始するまでの操作方法となります。
外線捕捉 | 着信後、受話器を上げると通話が成立します。 ※指定がない場合の標準設定となります。 |
---|---|
内線補足 | 着信後、受話器を上げ、着信中のキー(フレキシブルキー または 応答 / 内線キー)をプッシュすることで通話が成立します。 |
1.2.4 ラインキー鳴動通常着信音
ラインキーに設定した番号に対して着信した場合の着信音を選択します。
着信音は以下より選択いただきます。
※着信音のサンプル提供は出来かねますので、以下は再生される音の参考としてください。
無鳴動 | 着信音を鳴らさない設定です。 |
---|---|
IR-low | 低音で着信音(プルルルルルルルル)を再生します。 ※指定しない場合は本着信音が標準設定です。 |
TIR-low | 低音で着信音(ププププ)を再生します。 |
SIR-low | 低音で着信音(プルルル)を再生します。 |
CIR-low | 低音で着信音(プルルプルル)を再生します。 |
IR-high | 高音で着信音(プルルルルルルルル)を再生します。 |
TIR-high | 高音で着信音(ププププ)を再生します。 |
SIR-high | 高音で着信音(プルルル)を再生します。 |
CIR-high | 高音で着信音(プルルプルル)を再生します。 |
OIR-1 | 超高音で着信音(プププルルルル)を再生します。 |
OIR-2 | 超高音で着信音(プププ)を再生します。 |
OIR-3 | 超高音で着信音(ププププ、ププ)を再生します。 |
OIR-4 | 超高音で着信音(プルルルップププ)を再生します。 |
1.2.5 内線 / ダイヤルイン着信音
設定した端末の内線番号、端末のダイヤルイン番号に着信した場合の着信音を選択します。
設定可能な着信音は「1.2.4 ラインキー鳴動通常着信音」と同様です。
※内線 / ダイヤルイン着信音の標準設定は「SIR-low」となります。
1.3 フレキシブルキーの設定例
フレキシブルキーは事前に設定内容を決定いただきます。
設定した内容は「ラインキー設定割付表」として納品時に合わせて納品いたします。
以下の設定例をもとに動作の例を紹介します。
フレキシブルキー1 | 着信グループ5000に着信した場合、音種IR-lowを再生しながらキーが鳴動します。 |
---|---|
フレキシブルキー2 | 着信グループ5001に着信した場合、音種IR-highを再生しながらキーが鳴動します。 |
フレキシブルキー3 | コールセンター7000に着信した場合、音種TIR-lowを再生しながらキーが鳴動します。 |
フレキシブルキー4 | コールセンター7001に着信した場合、音種TIR-highを再生しながらキーが鳴動します。 |
フレキシブルキー5 | 着信グループ5100に着信した場合、キーは点滅しますが、着信音の再生はされません。 |
フレキシブルキー6 | 着信グループ5200に着信した場合、キーは点滅しますが、着信音の再生はされません。 |
フレキシブルキー7 |
受話器を置いた状態でプッシュすると、登録された電話番号が画面上に表示されます。 受話器をあげた状態、または画面に電話番号が表示された状態で発信ボタンをプッシュすることで登録した電話番号(03XXXXXXXX)へ発信されます。 |
フレキシブルキー8 |
受話器を置いた状態でプッシュすると、登録された電話番号が画面上に表示されます。 受話器をあげた状態、または画面に電話番号が表示された状態で発信ボタンをプッシュすることで登録した電話番号(03YYYYYYYY)へ発信されます。 |
フレキシブルキー9 |
受話器を置いた状態でプッシュすると、登録された電話番号が画面上に表示されます。 受話器をあげた状態、または画面に電話番号が表示された状態で発信ボタンをプッシュすることで登録した電話番号(03ZZZZZZZZ)へ発信されます。 |
フレキシブルキー10 |
受話器を置いた状態でプッシュすると、登録された電話番号が画面上に表示されます。 受話器をあげた状態、または画面に電話番号が表示された状態で発信ボタンをプッシュすることで登録した電話番号(045*******)へ発信されます。 |
フレキシブルキー11 |
受話器を置いた状態でプッシュすると、登録された電話番号が画面上に表示されます。 受話器をあげた状態、または画面に電話番号が表示された状態で発信ボタンをプッシュすることで登録した電話番号(045*******)へ発信されます。 |
フレキシブルキー12 |
受話器を置いた状態でプッシュすると、登録された電話番号が画面上に表示されます。 受話器をあげた状態、または画面に電話番号が表示された状態で発信ボタンをプッシュすることで登録した電話番号(011*******)へ発信されます。 |
フレキシブルキー13~24 | 登録がないフレキシブルキーは動作いたしません。 |
フレキシブルキー25 | プッシュすること通話をパーク保留に入れることが可能です。 |
フレキシブルキー26 | パーク保留(パーク番号 701)状態の通話に応答する際にプッシュします。 |
フレキシブルキー27 | パーク保留(パーク番号 702)状態の通話に応答する際にプッシュします。 |
フレキシブルキー28 | 別の電話機宛の着信に代理応答する際にプッシュします。 |
フレキシブルキー29 | 通話中にハンズフリー通話に切り替える場合にプッシュします。 |
フレキシブルキー30 | キーの点灯時にプッシュすることでヘッドセットでの通話が可能です。 ※ヘッドセットの利用が必須となりますのでご注意ください。 |
2. 発信する
電話機の発信方法を紹介します。
2.1 電話番号を直接入力して発信する
電話機から発信する場合、電話番号を入力後、受話器を上げることで発信されます。
※受話器を上げてからの電話番号入力でも発信可能です。
※外線発信する際は必ず、市外局番から入力ください。
また、電話番号が入力された状態でスピーカキーをプッシュすることでスピーカモードで発信することが可能です。
2.2 発着信履歴から発信する
マルチファンクションキーで右をプッシュすると発信履歴、左をプッシュすると着信履歴が表示可能です。
履歴を表示した状態で受話器を上げると、表示された電話番号に発信することが可能です。
※電話機が何らかの理由で再起動した場合、発着信履歴の情報は削除されますのでご注意ください。
着信履歴の画面例
発信履歴の画面例
2.3 電話帳から発信する
お申込み時に電話帳登録が含まれている場合、弊社にて電話帳の設定を行います。
電話帳は、短縮(電話帳)キーを 2回プッシュ することで登録内容の一覧を表示することが可能です。
電話帳が選択された状態で受話器を上げると、発信することが可能です。
※一覧が表示された状態で、マルチファンクションキー(右)を押すことで電話番号の確認が可能です。
2.4 ワンタッチキーから発信する
フレキシブルキーにワンタッチキーを設定した場合、該当するキーをプッシュすることで、電話番号が反映されるため、受話器を上げることで発信が可能です。
2.5 発信通知番号を変更する
発信時の通知番号は、BIZTEL管理画面から設定が可能です。
BIZTEL管理画面にアクセスし、「電話端末」>「電話端末」> 設定する内線番号をクリック > 通知番号の値を変更ください。
通知番号が「選択なし」と表示されている場合、「システム設定」>「システム設定」>「未設定時の通知番号」に設定されている内容に従い通知されます。
※お申込み時に指定がない場合は、こちらの設定になっています。
3. 着信に応答する
3.1 着信時の動作
着信時の動作は、お申込み時のフレキシブルキーの設定に従い動作します。
フレキシブルキーに登録している外線番号の着信
フレキシブルキーに登録している外線番号に着信した場合、該当のフレキシブルキーが赤色で点滅し、着信音が再生されます。
内線着信とフレキシブルキーに登録していない外線番号の着信
内線からの着信と、フレキシブルキーに登録していない外線番号への着信時、「着信ランプ」と「応答/内線キー」が赤色で点滅し、着信音が再生されます。
3.2 着信に応答する
応答する場合の動作は、お申込み時の「オフフック設定」に従い動作します。
オフフック設定が外線捕捉の場合
着信時に受話器を上げると着信に応答します。
※ご指定いただいていない場合は、標準で外線捕捉の設定になっております。
オフフック設定が内線捕捉の場合
着信時に受話器を上げ、鳴動しているキーをプッシュして着信に応答します。
4. 通話保留
4.1 通話を保留する
通話を保留する場合は、通話中の保留キーをプッシュします。
保留後は以下の様な動作になります。
フレキシブルキーに登録している外線番号での通話の場合
該当のフレキシブルキーが緑色で点滅します。
内線通話とフレキシブルキーに登録していない外線番号での通話の場合
応答/内線キーが赤色で点滅します。
4.2 保留を解除する
フレキシブルキーに登録している外線番号での通話の場合
緑色で点滅しているフレキシブルキーをプッシュすることで保留を解除します。
内線着信とフレキシブルキーに登録していない外線番号の着信
赤色で点滅している応答/内線キーをプッシュすることで保留を解除します。
5. パーク保留、パーク応答
パーク保留番号はお客様のご利用環境により異なります。
管理画面内の グループ > パークグループ 及び、電話機のワンタッチキーの設定をご確認ください。
バークグループの設定画面
以下図の場合、700 と 725 がパーク保留番号になります。
ワンタッチキーの設定例
以下図の場合、700 がパーク保留番号となり、パーク応答番号は 701 ~ 703 になります。
5.1 通話をパーク保留する
通話をパーク保留状態にする場合、通話中に「#パーク保留番号」または、「#パーク保留番号#」と入力することでパーク保留が可能です。
※パーク保留番号はお客様環境にて設定されている番号を入力ください。
また、フレキシブルキーにパーク保留のワンタッチキーが設定されている場合、該当のキーをプッシュすることで、パーク保留が可能です。
例)フレキシブルキーの 25番 にパーク保留のワンタッチキーが設定されている場合、通話中に 25番 キーをプッシュします。
5.2 パーク保留に応答する
応答する電話機にて、該当するフレキシブルキーをプッシュすることで応答します。
※下図は、フレキシブルキーの 25番 に パーク応答 701 が設定されている場合です。
パーク保留状態の場合、該当するフレキシブルキーが点滅します。
または、パーク保留番号に直接発信することで応答することも可能です。
6. 通話転送
通話を転送する場合は、以下の通り操作します。
手順1.通話中に保留キーをプッシュし、通話を保留します。
手順2.保留状態で転送先の電話番号を入力し、発信キーをプッシュします。
手順3.転送先の応答後、受話器を置き、通話を切断することで転送が完了します。
※転送をキャンセルする場合、応答/内線キーをプッシュすることでキャンセルし、元の通話に戻ることが可能です。
7. ピックアップ
他の電話端末に着信した際にピックアップ(代理応答)することが可能です。
フレキシブルキーにピックアップ機能を割り当てている場合は、該当のフレキシブルキーをプッシュすることでピックアップすることが可能です。
また、「*8 」に対して直接発信することでピックアップが可能です。
※ピックアップを利用する場合は、事前にピックアップグループの設定が必要です。
詳細は「1.ピックアップグループの設定」を参照ください。
8. 音量調整
マルチファンクションキー(上または下)をプッシュすることで音量調整が可能です。
通話中に操作した場合
マルチファンクションキー(上):通話音声のボリュームアップ
マルチファンクションキー(下):通話音声のボリュームダウン
通話中以外に操作した場合
マルチファンクションキー(上):着信音のボリュームアップ
マルチファンクションキー(下):着信音のボリュームダウン