目的 |
SalesforceとBIZTELを連携する際のアカウント設定(登録・編集・削除)を行います。 ※本手順は、Salesforce通話履歴連携オプションにて使用するアカウント登録手順となります。 |
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対象プラン |
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用語 |
【Salesforce】 Salesforce.com社が提供するクラウド型のCRMサービス。CRMをはじめ、SFAやマーケティングオートメーション、様々なデータ連携など豊富な機能を有し、企業の基幹インフラとしても活用されている世界有数のデータベースサービス。 |
ポイント |
・本機能をご利用頂くには、「CRM連携」オプションのご契約が必須です。 |
本手順では、SalesforceとBIZTELを連携させる為の、SalesforceアカウントをBIZTEL管理画面へ登録する手順です。
※Salesforce通話履歴連携オプション専用となります。
尚、本手順で設定するアカウントはSOAP API使用時の認証用アカウントとして利用されます。
※Salesforceでは、取引先・リード・カスタムオブジェクトなどのレコード作成・更新などはSOAP APIを用いています。
API連携 IVR、コールアクション画面でSalesforceに対しAPIリクエストを実施する場合、REST APIを使用する為、OAuthアカウントが必要となる為、別途設定が必要です。
関連マニュアル
目次
※項目名をクリックいただく事で項目が展開され、参照したい手順へ移動できます。
1. 前提条件
1.1 Salesforceアカウントについて
Salesforce通話履歴連携オプションをご利用頂くためには、Salesforceアカウントを1つご用意頂く必要があります。
※連携対象のSalesforceアカウントは1つのみとなります。
ご用意頂いたSalesforceアカウントをBIZTEL管理画面 > オプション > Salesforceアカウント設定に登録します。
使用するSalesforceアカウントは次の権限を有する必要があります。
・外部API接続が可能なこと
API にはエディション毎に 24 時間あたりのコール数制限が設けられており、
これを超過した場合、直近 24 時間の使用状況が制限内に収まるまでユーザと API の
追加コールが一時的に制限されます。
API消費計算式 |
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API消費数は以下式によって求められます ●Salesforce連携>基本情報>ケースと紐づけて活動履歴を作成:「紐づけない」が設定されている場合 ●Salesforce連携>基本情報>ケースと紐づけて活動履歴を作成:「紐づける」が設定されている場合 N:電話番号検索でマッチしたSalesforceレコードの件数 |
Salesforce通話録音連携では、1コール分の録音連携時に下記4処理を順に行っています。
項目名 | API消費数 |
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1.セッションID取得(※) |
1 API消費 |
2.電話番号検索 |
1 API消費 |
3.ケース作成 |
1 × M API消費 |
4.タスク(録音連携のレコード)作成 |
1 × N API消費 |
※セッションID取得時のAPI消費数の挙動はご利用のBIZTELバージョンにより異なります。
・BIZTELバージョン 3.1.20 まで
毎回 1 API 消費します。
・BIZTELバージョン 3.2.0 以降
Salesforceのセッションが保持される為、初回は1 API の消費となります。
2回目以降、セッションが切れるまでのAPI消費は 0 となりますが、セッション切れが発生した場合は、
再度セッションを取得する為、1 API の消費となります。
API消費計算例(1コール分の録音連携時) |
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例1) ※活動履歴の設定については「4.Salesforce通話履歴連携」内に記載しております。 |
・検索対象オブジェクトの参照権限を有すること
(オブジェクト例:活動・ケースなど)
・対象オブジェクトの書込権限を有すること
※手順「1.Salesforce連携(BIZTELバージョン 3.0.X / 3.1.X)」または「2.Salesforce連携(BIZTELバージョン 3.2以降)」で取得済み、もしくは既にアカウントを所持している方は不要です。
▼ 利用可能エディション、アカウント作成
Salesforce通話履歴連携を実施する為には、各種ライセンス/エディションでご利用いただけます。但し、お客様のライセンス契約やお客様のオブジェクト設定によっては正しく動作しない場合もございますので、事前にご担当者様もしくはSalesforce.com社にご確認ください。
対象エディション
・Enterprise Edition
・Unlimited Edition
・Developer Edition
Salesforceの30日間無料トライアルは、ライセンス制限によりご利用できませんのでご注意ください。
Developer Editionに関しては、ユーザ数の制限(ユーザ数2)がありますが、機能性については30日間無料トライアルと差異無くお試し頂けます。
※Salesforce Integrationのユーザライセンスも利用可能ですが、Salesforce側の設定内容はご担当者様もしくはSalesforce.com社にご確認ください。
1.2 Salesforce設定の事前確認
通話履歴連携の設定を行う前にSalesforceの以下項目の設定について確認をお願い致します。
上記の設定については、上記 Salesforce連携のマニュアル内「1.Salesforce連携を利用する場合の設定」を参照ください。
●ネットワークアクセス
BIZTELソフトフォンとCTI連携を行う際に、接続する端末のIPアドレス範囲を指定する事が可能です。
ネットワークアクセスの設定では、BIZTELサーバのIPアドレスを設定ください。
※BIZTELサーバIPはお手持ちの「ご利用案内」を参照ください。
●セキュリティトークン
複数の拠点運用などアクセスする場所が不特定で接続元ネットワークを登録できない場合、「セキュリティトークン」をパスワードの後部に付与することでネットワーク制限なくアクセスすることも可能です。
※上記のネットワークアクセスでBIZTELサーバIPを設定している場合は、設定不要です。
●APIの有効化
利用するSalesforceのアカウントが所属しているプロファイルに対して、「APIの有効化」にチェックをする必要があります。
1.3 引き渡し可能なパラメータ
次のパラメータはBIZTELサーバからSalesforceへ引渡し可能な対象です。
パラメータ |
発信電話番号 |
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1.4 Salesforceの項目設定
まずSalesforceにBIZTELから引渡す各種パラメータの項目を登録できる事前設定を行います。
事前設定は主に「取引先先責任者」などの対象オブジェクトの「活動」などに対して、BIZTELサーバから引渡される各種パラメータを格納するカスタム項目の作成、カスタム表示ラベルの登録を実施します。
1.5 BIZTELサーバの項目設定
Salesforce履歴連携を行うには、BIZTEL管理画面からSalesforceのログイン情報を設定します。
Salesforceとの履歴連携についてはSOAP APIでSOAP認証を用いて接続します。
※OAuth認証は対応しておりません。
ログイン情報 | ログインID(※1) パスワード(※1) セキュリティトークン(※2) |
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※1.ログインID・パスワードを変更した場合、通話履歴連携が実行されなくなります。管理画面上でログイン情報を一致させてください。
※2.セキュリティトークンを発行していない場合は設定不要です。
1.6 登録可能な担当者について
Salesforceアカウントの設定が可能なアカウントは次の権限設定が必要です。
・システム管理者ロール所属のアカウント
2. Salesforceアカウントの登録
手順1.BIZTEL管理画面より、「オプション」>「Salesforceアカウント設定」をクリックします。
※BIZTELバージョン 3.3以降のお客様は「連携オプション」>「Salesforceアカウント登録」をクリックします。
手順2.画面右上の「新規」をクリックします。
手順3.必要事項を入力し、「登録」をクリックします。
※BIZTELバージョン 3.3以降のお客様は「登録」が「保存」と表示されます。
項目 (※)は必須項目 |
説明 |
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Salesforceアカウント名(※) | Salesforceアカウントに任意で名称を付けます。 |
Salesforceユーザ名(※) | BIZTELサーバ用のSalesforceアカウント(メールアドレス)を設定します。 |
Salesforceパスワード(※) |
認証用パスワードを設定します。入力中のパスワードは「●」でマスクされます。 |
セキュリティトークン |
認証用セキュリティトークンを設定します。 |
SandBox設定 | Sandbox環境を利用する場合に選択します。 |
メモ | ご自由に入力ください。 |
手順4.「登録しますか?」と表示される為、「OK」をクリックします。
※BIZTELバージョン 3.3以降のお客様は「保存しますか?」と表示されます。
手順5.設定完了後、閲覧モードの画面に「設定確認」というアイコンが表示されます。登録したSalesforceの連携情報(認証情報やオブジェクトや連携対象)で連携可能かどうかを確認します。確認結果はポップアップで表示されますので、エラーとなった場合は表示される設定項目を見直してください。
設定に問題がない場合 |
「正しく設定されています」と表示されます。 |
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設定に問題がある場合 |
「●●が不正です」と表示されます。 ※設定した情報内に不備がある場合に表示されます。 |
●設定が正しい場合のポップアップ例
●設定に誤りがある場合のポップアップ例
1)アカウント情報に誤りがある場合
以上で登録完了です。
※複数のアカウントを登録する場合は、同様の手順を繰り返し対応することで登録可能です。
登録したアカウントの紐付け先は「関連先」のタブより確認可能です。
下図は、Salesforce連携の設定を実施している場合の表示例です。
3. アカウント情報の修正
手順1.修正対象のアカウントをクリックします。
手順2.画面右側の「編集」ボタンをクリックします。
手順3.修正対象の項目を修正し、「登録」ボタンをクリックします。
※修正された箇所は緑色の枠で囲われます。下図はSalesforceアカウント名を修正した場合です。
※BIZTELバージョン 3.3以降のお客様は「登録」が「保存」と表示されます。
手順4.「登録しますか?」と表示される為、「OK」をクリックします。
※BIZTELバージョン 3.3以降のお客様は「保存しますか?」と表示されます。
※登録情報を削除する場合は、画面右上のごみ箱マークをクリックする事で削除可能です。