※本マニュアルはWindows機器をご利用のお客様で、BIZTELバージョン 3.5.0以降用となります。
Mac機器をご利用のお客様は、「2.ソフトフォンのインストール(Mac版)」を参照ください。
またWebRTC版ソフトフォンをご利用のお客様は「1.ソフトフォン(WebRTC)の設定」を参照ください。
目的 |
BIZTELで使用するソフトフォンをPCにインストールします。 バージョン3.5.0以降では、ソフトフォンのインストール・アップデートをWindowsアカウント権限を「管理者」か「ユーザ」から選択して実行できるようになりました。 |
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対象プラン |
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用語 |
ソフトフォン PCにインストールして利用する、通話など電話機能を有したソフトウェアです。 主要機能:発信、着信、保留、パーク保留、ピック、転送、三者通話、発着信履歴、電話帳機能 |
ポイント |
・本手順はBIZTELバージョン 3.5.0 以降かつ、ソフトフォンバージョン 3.5.7 以降が対象です。 ・本手順では、【Windows版】ソフトフォンについて解説しています。 ・BIZTEL管理画面から「ソフトフォン設定」を行う場合、対象となる電話端末に対して「参照・編集」以上のリソース権限を設定する必要があります。 |
目次
1. BIZTELバージョン 3.5.0以降でのソフトフォンインストール
1. BIZTELバージョン 3.5.0以降でのソフトフォンインストール
BIZTELバージョン 3.5.0 以降、Windows OSのPCを対象にソフトフォンのインストール方法が「Windowsアカウントの管理者権限によるインストール」と「Windowsアカウントのユーザ権限によるインストール」の2パターンで行えるようになりました。
Windowsアカウントの権限別のインストール方法を解説していきます。
お客様運用方法に沿った内容でインストール方法を選択してください。
管理者権限でのインストール
Windowsアカウントの管理者権限でPC内の全アカウントに対して、ソフトフォンの一括インストール、アップデートが可能です。
Windowsパソコンで複数アカウントを使い分けなどを行っておらず、ご購入時のWindowsアカウント(Windows管理者アカウント)でインストールを行いたい場合や、フリーシート運用をされているお客様に推奨するパターンとなります。
※旧来からの設定方法となり、推奨設定方法となります。
ユーザ権限でのインストール
Windowsアカウントのユーザ権限でソフトフォンのインストールとなります。Windowsにログインしている個人アカウントでのインストール、アップデートとなります。
Windowsのシステム管理者によるソフトフォン管理ができない場合に利用頂くパターンとなります。
※個人のWindowsアカウントに管理者権限が割り振られている場合は、「管理者権限でのインストール」を確認ください。
2. ソフトフォンインストールフロー
BIZTEL バージョン 3.5.0 以降のソフトフォンインストールフローを記載します。
インストールを行う場合の参考にしてください。
3. ソフトフォンのインストール方法
※従来のインストール手順と同様となりますが、インストール時の権限選択(手順4)が追加となります。
※インストール時にWindowsFWの例外設定の警告が表示される場合は、一度管理者アカウントにて許可設定が必要です。
手順1.BIZTEL管理画面よりソフトフォンをダウンロードします。
手順2.ダウンロードしたexeファイルを実行します。
(フロー図:※1)
手順3.「WindowsによってPCが保護されました」と表示後、「詳細情報」 > 「実行」をクリックします。
※表示されない場合は「手順4」に進んでください。
手順4.インストールモードの選択画面が表示されますので、インストールするWindowsの権限に従い、選択ください。
(フロー図:※2)
Windowsアカウントの 管理者権限でインストール |
すべてのユーザー用にインストール |
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Windowsアカウントの ユーザ権限でインストール |
現在のユーザ用にインストール |
手順5.「この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加える事を許可しますか?」の表示後、「はい」をクリックします。
手順6.インストールフォルダを選択し、「次へ」を選択します。
※管理者アカウントでのインストール先「C:/Program Files (x86)/BIZTEL」
※ユーザアカウントでのインストール先「C:/Users/ユーザ名/AppData/Local/Programs/BIZTEL」
手順7.スタートメニューフォルダーの指定で「次へ」をクリックします。
手順8.追加タスクの選択で、「次へ」をクリックします。
※チェック内容は任意で変更ください。
手順9.インストール準備が完了次第「インストール」をクリックします。
手順10.インストールが進行し、「BIZTELセットアップウィザードの完了」と表示後、「完了」をクリックします。
BIZTELソフトフォンが起動することを確認ください。
※起動後、初期設定が必要となります。ソフトフォンの初期設定方法については「1.ソフトフォンの設定」を参照ください。
バージョン表記
インストール時の権限によってソフトフォンのバージョン表記が異なります。
※ソフトフォンを右クリックし、「バージョン情報」をクリックすることで確認可能です。
● 管理者権限でのインストール:3.5.Xa (末尾に「a」が付きます。)
● ユーザ権限でのインストール:3.5.Xu (末尾に「u」が付きます。)
管理者権限でソフトフォンをインストールした場合
管理者権限でソフトフォンをインストールした場合、全ユーザのデスクトップ、スタートアップにショートカットが作成されます。
下図は、WindowsPCに管理者アカウントでソフトフォンをインストールし、ユーザ権限のアカウントでログインした際のデスクトップ及びスタートアップの画面です。
※ソフトフォンの初期設定は各ユーザ毎で実施頂く必要がありますのでご注意ください。
管理者権限からユーザ権限のソフトフォンに変更する場合
(フロー図:※3)
ソフトフォンを管理者権限でインストール済みの場合、設定を引継いでインストールするか、インストールを中止するか選択可能です。
設定を引継ぎセットアップを続行する場合、管理者権限のソフトフォンをアンインストールする旨のポップアップが表示されますので、アンインストールします。
以降は、「2. インストール方法(手順6)」と同様の手順となります。
ユーザ権限から管理者権限のソフトフォンに変更する場合
(フロー図:※4)
ソフトフォンをユーザ権限でインストール済みの場合、管理者権限でのインストールはできません。
ユーザ権限のソフトフォンを手動でアンインストール後、管理者権限でインストールしてください。
4. 注意事項
管理者権限でインストールしたソフトフォンからユーザ権限でインストールしたソフトフォンへ切り替える場合、管理者権限でインストールしたソフトフォンは一度アンインストールされます。
PC内に複数のWindowsアカウントが存在する場合、Windowsアカウント毎の動作は以下の様になります。
順番 | 動作状況 | アカウントAの状態 | アカウントBの状態 |
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1 | 管理者権限のソフトフォンを利用 | 管理者権限のソフトフォンを利用 | 管理者権限のソフトフォンを利用 |
2 | アカウントAがユーザ権限のソフトフォンをインストールする |
ユーザ権限のソフトフォンを利用 |
アカウントAがソフトフォンをインストールしたタイミングでソフトフォンがアンインストールされる。 ※ソフトフォンの設定は退避されます。 |
3 | アカウントBがユーザ権限のソフトフォンをインストールする |
ユーザ権限のソフトフォンを利用 ※ソフトフォン設定は退避されたものから復元される |
上記のようにアカウントAさんが先行してソフトフォンをインストールする場合、アカウントBさんはソフトフォンをインストールまでソフトフォンがインストールされていない状態となります。
アカウントBさんが設定していたソフトフォンの設定はPC内のBIZTELフォルダに退避され、インストール時に退避データから復元をした状態で起動可能です。