目的 |
コールセンター通話時に"継続対応の必要がある通話"、"別担当に引継ぎする必要がある通話"などを「折り返し呼」として登録・管理を行うことが可能です。 |
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対象プラン | |
用語 |
折り返し呼 ワークスペース |
ポイント |
・BIZTELバージョン 3.10.0 以降で利用可能です。 ・折り返し呼管理の機能性で、折り返し電話が必要な呼の情報を明確にすることが可能となりました。 |
目次
1.折り返し呼(手動登録)の概要
● 折り返し呼(手動登録)の動作イメージ
「折り返し呼」は、原則コールセンターの着信に対し"折り返しの電話が必要な呼"を指しますが、「折り返し呼」を手動登録する場合は、発着信いずれの通話でも「折り返し呼」として登録することが可能です。
ワークスペースを利用する場合、通常は応対一覧に記録される通話履歴から管理を行いますが、通話履歴の中で継続対応が必要な通話を"折り返し呼"として登録することで、問い合わせの管理面で補助することが可能です。
● 折り返し呼を手動登録を行うケース
- 着信を受けた電話が別担当宛で未出勤のため引継ぎを行う必要がある場合
- 受電した内容が自身での対応が難しく、別担当に引継ぎを行う必要がある場合
- 問い合わせいただいた内容について、確認後に再度連絡をする必要がある場合
● 折り返し呼(手動登録)の登録パターン
手動登録時のパターンとしては以下の3パターンに分かれます。
- 自身で対応を継続する
- 別担当に対応の引継ぎを行う
- 管理者にて対応を行う担当者を決定する
2.事前知識
2.1 ブラウザ通知の許可設定
折り返し呼は、以下の画面に情報が反映されます。
・リアルタイムモニタ
・ワークスペース(折り返し呼一覧)
「折り返し呼」が登録されたタイミングでブラウザ通知を行う場合、ブラウザ通知の設定が必要です。
別の機能性で既にブラウザ通知を許可している、通知は不要で問題ない場合、本項目はスキップしてください。
2.1.1 PCの通知許可設定
● WindowsOSの通知許可設定
「設定」>「通知とアクション」内のブラウザからの通知が「オン」に変更します。
● MacOSの通知許可設定
「システム環境設定」>「通知と集中モード」からGoogle Chromeの通知を「許可」にします。
ご利用のバージョンにより画面が異なる可能性がございます。
上記画面が表示されない場合は、「システム設定」>「通知」>「GoogleChrome」の画面から通知を許可してください。
※通知方法などは任意の内容で設定ください。
2.1.2 GoogleChromeの通知許可設定
通知許可設定がブロックされている場合、ブラウザの通知設定からお客様ご利用中のBIZTELサーバの「通知」を「許可」へ変更します。
手順1.画面右上の「設定」をクリックします。
手順2.「プライバシーとセキュリティ」>「サイトの設定」をクリックします。
手順3.「権限」>「通知」をクリックします。
手順4.「通知の送信を許可するサイト」の右側にある「追加」をクリックします。
手順5.ご利用案内に記載されているBIZTELサーバのURLを入力し、「追加」をクリックします。
以上で設定完了です。
また、ワークスペースに初回ログインした場合にも通知許可を求めるウィンドウが表示されるため、以下のウィンドウから通知を許可しても同様の設定となります。
2.2 折り返し呼管理の画面の見かた
折り返し呼管理は、ワークスペース上の「折り返し呼一覧」と「折り返し呼詳細タブ」の画面で情報の参照、操作を行います。
本項は、関連する画面の項目説明です。
2.2.1 折り返し呼一覧の見かた
登録された折り返し呼が一覧表示される「折り返し呼一覧」の各項目を説明します。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
① | 折り返し呼一覧タブ |
クリックすると折り返し呼の一覧を表示します。 |
② | 絞り込み |
折り返し呼の一覧から入力した文字列を含む内容のみを絞り込み表示します。 |
③ | ソート対象 |
以下の項目の中で選択した項目でソートを行います。 ・折り返し呼ID |
④ | ソート順 | 昇順・降順でソートが可能です。 |
⑤ | フィルター |
対応状況と担当者の項目において、表示する項目にチェックを付けることでフィルターが可能です。 対応状況 担当者 |
⑥ | リロード | 画面に表示されている情報を更新します。 ※新規の折り返し呼が発生した場合は、折り返し呼の件数件数が表示されます。 |
⑦ | ページング |
折り返し呼一覧に表示可能な件数を超えている場合、ページ移動を行います。 |
⑧ | 対応状況 |
折り返し呼の状況をリアルタイムで表示します。 未完了 完了 |
⑨ | ID |
折り返し呼発生時に自動採番される一意のIDです。 |
⑩ | 登録日時 | 折り返し呼が登録された日時を表示します。 |
⑪ | 相手の番号 | 折り返し呼として登録された電話番号を表示します。 |
⑫ | 相手の名前 | 折り返し呼として登録された電話番号に紐づく発信者の名前を表示します。 ※「共通設定」>「共通電話帳」に登録された名称で表示します。 ※共通電話帳に登録がない場合は「 - 」が表示されます。 |
⑬ | コールセンター | 折り返し呼が登録されたコールセンターの名称を表示します。 ※画像の()以前がコールセンターの名称となります。 |
⑭ | 業務ラベル |
折り返し呼に紐づく業務ラベルを表示します。 |
⑮ | 担当者 | 折り返し呼を担当するアカウントの名称が表示されます。 割り当てされていないレコードは「 - 」が表示されます。 |
⑯ | メモ | 折り返し呼に紐づくメモが表示されます。 ※画像内、赤塗の箇所にメモが表示されます。メモの登録がない場合は空欄です。 |
⑰ | 録音再生 / 停止 | 折り返し呼を"録音あり"で設定した場合、かつメッセージを再生可能です。 ※本機能性で録音データのダウンロードは行えませんのでご注意ください。 |
⑱ | レコード |
折り返し呼が登録された情報を表示する行をレコードと呼称します。 |
2.2.2 折り返し呼詳細タブの見かた
「折り返し呼一覧」のレコードクリック時に表示される「折り返し呼詳細タブ」の見かたを説明します。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
① | 詳細タブ | 通話に紐づく折り返し呼IDを表示します。 |
② | 対応状況 |
折り返し呼の状況を表示します。 未完了 完了 |
③ | 対応状況編集 ボタン |
担当者の割り当て後、対応状況を編集するためのボタンです。 「未完了」「完了」のいずれかを選択して保存ボタンから対応状況を更新してください。 |
④ | 担当者 | 折り返し呼を担当するアカウントの名称が表示されます。 割り当てされていない呼の場合、「未登録」と表示されます。 |
⑤ |
割り当て |
担当者を自身に割り当てる場合にクリックします。 |
⑥ | 登録日時 | 折り返し呼が登録された日時を表示します。 ※着信時間ではございません。着信時間は発着信履歴からご確認ください。 |
⑦ | 相手の番号 | 折り返し呼として登録された電話番号を表示します。 |
⑧ | 相手の名前 | 折り返し呼として登録された電話番号に紐づく発信者の名前を表示します。 ※「共通設定」>「共通電話帳」に登録された名称で表示します。 共通電話帳に登録がない場合は「 - 」が表示されます。 |
⑨ | コールセンター名 | 折り返し呼が登録されたコールセンターの名称を表示します。 |
⑩ | 業務ラベル名 | 折り返し呼に紐づく業務ラベルの名称を表示します。 |
⑪ | リクエストID | 通話に紐づく一意のIDを表示します。 |
⑫ | メモ |
メモが登録されている場合、入力内容が表示されます。 |
⑬ | メモ編集ボタン |
メモの編集・保存・キャンセルを行います。 ・登録する場合は、編集ボタンをクリックして本文入力を行います。 |
3.折り返し呼(手動登録)の設定方法
折り返し呼を手動登録する場合は、BIZTELで必要な設定はありません。
ワークスペースを起動後に操作することが可能です。
操作方法は「3.折り返し呼の操作方法」を参照ください。
4.折り返し呼の操作方法
コールセンター通話を"折り返し呼"として手動登録する場合の一連の流れを紹介します。
● 手動登録した"折り返し呼"に対しての一連の流れ
4.1 コールセンター通話を折り返し呼として登録する
コールセンター通話を手動で「折り返し呼」として登録する場合、ワークスペースの「応対一覧」から対象のレコードに対して操作を行います。
手順1.ワークスペース上で「折り返し呼」として登録するレコードをクリックします。
手順2.「応対詳細タブ」が表示されるため、「折り返し呼ID」欄の「 + 」アイコンをクリックします。
手順3.「折り返し呼詳細タブ」が表示されたら登録完了です。
4.2 登録した折り返し呼に担当者を割り当てる
手動登録した折り返し呼は、担当者の割振りが必要です。
「1.折り返し呼(手動登録)の概要」の"折り返し呼(手動登録)の登録パターン"に沿った手順を紹介します。
通話を受けた担当者が対応を継続する場合、または引継ぎを行い別担当者が自身で割り当てる場合
通話を受けたエージェント自身が対応を継続する場合、または引継ぎ後に別担当者が自身で割当を行う場合、ワークスペースの「折り返し呼一覧」から割り当てを行います。
手順1.ワークスペースの「折り返し呼一覧」をクリックします。
手順2.手動登録した通話履歴をクリックします。
手順3.「担当者」欄の「 + 」アイコンをクリックします。
手順4.「担当者を割り当てます」と表示後、「OK」をクリックします。
※他のエージェントと操作するレコードが重複した場合、「このレコードは既に更新されています。(Code:409)」とエラーが表示されます。エラーが表示される場合は、リロードボタンをクリックし折り返し呼の情報をご確認ください。
担当者欄にアカウントが反映されていれば割り当て完了です。
管理者にて対応する担当者を割り当てる場合
管理者にて対応する担当者を割り当てる場合、管理画面の「折り返し呼履歴」のメニューより割り当てを行います。
※折り返し呼履歴の詳細は「4.折り返し呼履歴」を参照ください。
※担当者の変更を行う場合も同手順で対応いただけます。
手順1.管理画面より「コールセンター」>「折り返し呼履歴」をクリックします。
手順2.検索条件を指定し、「検索」ボタンをクリックします。
手順3.表示された検索結果から担当者を割り当てるレコードをクリックします。
手順4.「編集」をクリックします。
手順5.「担当者」欄に対応を行うアカウントを選択し、「保存」をクリックします。
手順6.「保存しますか?」と表示後、「OK」をクリックします。
選択したアカウントが反映されていれば割り当て完了です。
※管理者にて割り当てを行った場合もブラウザ通知にて折り返し呼の登録が通知されます。
※管理者にて割り当てを行った場合、対応を行う担当者への引継ぎを忘れずに実施ください。
4.3 折り返し対応を行う
手動登録した"折り返し呼"に対して、折り返し対応を進め、対応完了次第、登録したレコードはクローズ処理を行います。
手順1.折り返し対応の完了後、「折り返し呼一覧」から該当のレコードをクリックします。
手順2.「対応状況」欄の「編集」ボタンをクリックします。
手順3.「完了」を選択し、「保存」ボタンをクリックします。
対応状況が「完了」と表示されていることを確認ください。
※メモ欄は必要に応じてご利用ください。
コールセンター通話を手動で"折り返し呼"として登録した場合の一連の流れは以上になります。
5.注意事項
- 折り返し呼の手動登録はコールセンター通話時のみ登録が可能です。
※電話端末宛、着信グループ宛の着信に対して登録はできませんのでご注意ください。 - 折り返し呼を手動登録する場合、折り返し呼機能の音声録音機能はご利用できません。
コールセンター通話時の録音データにて音声をご確認ください。