目的 |
ソフトフォンを利用するために必要な個別設定をし、その利用方法を理解します。 |
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対象プラン |
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用語 |
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ポイント |
個別にインストールしたソフトフォンの設定用として、またエージェント向けの利用マニュアルとして、当マニュアルを活用できます。 |
1.「ソフトフォン」メニューの設定
使用するソフトフォン個別に設定してご使用ください。
ソフトフォンにログインします。
「設定」ボタンをクリックします。
1.1 端末設定
自身の内線を、管理画面で登録済みの他の内線に変更することができますが、それ以外の目的では使用しません。こちらの操作を行う際には十分ご注意ください。
「ソフトフォンレイアウト設定」画面の「基本設定」メニューをクリックし、変更した場合は、「OK」ボタンをクリックします。
名称 |
説明 |
端末の内線番号 |
ソフトフォンで使用する端末の内線番号を入力します。 ※BIZTEL管理画面の「電話端末」メニューの「基本情報」画面上にある「ソフトフォン設定」ボタンをクリックすると、自動的に設定されます。 ※BIZTEL管理画面「電話端末」にて、端末種別に「BIZTELソフトフォン」を選択した電話端末の内線番号のみが表示されます。 ※すでに他のソフトフォンと紐づけられた内線番号は使用不可です。 |
端末パスワード |
BIZTEL管理画面に登録された、端末パスワードを入力します。 ※端末パスワードはBIZTEL管理画面に登録されたパスワードが「正」なので、こちらで自由に変更することはできません。パスワードがBIZTEL管理画面で登録されたものと一致しない場合は、サインインできません。 |
端末パスワード変更 |
「ブラウザを起動して設定画面を表示する」ボタンをクリックすると、BIZTEL管理画面の「電話端末」メニューの「基本情報」画面が表示されます。「編集」ボタンをクリックし、端末パスワードを変更します。 ※パスワードの変更には、編集リソースが必要です。 リソースの詳細については、マニュアル初期設定編「3.アカウントの設定¥2.権限(ロールとリソース)の設定」を参照してください。 |
【注意事項】
● サーバとの認証が取れず、ソフトフォンに「ログインできません」というエラーが表示された状態が一定時間続いた場合、認証エラーを繰り返した内線からのアクセスを不正とみなし、サーバによりアクセス元のIPアドレスをブロックしてしまうため、他の内線端末がご利用いただけなくなる恐れがありますので十分ご注意ください。
● パスワード情報をコピー&ペーストにて入力する場合、タブ、改行コードは含まれない形でコピー&ペーストを実施してください。
例)改行コードが含まれる場合
BIZTELバージョン 3.6.X まで
改行コードやタブが含まれた状態でコピー&ペーストすると、改行コード、タブが含まれた状態のままペーストされる為、ソフトフォンの認証に失敗しますのでご注意ください。
例)改行コードもコピー範囲とした場合の例
USER1<CRLF>
上記のように画面上は見えない状態でも実際の値として、不要な文字列が含まれてしまいます。
BIZTELバージョン 3.7.X 以降
改行コードやタブが含まれた状態でコピー&ペーストしても自動でタブ、改行コードを削除して認証します。
1.2 電話機能
保留やパークにした際の設定をします。
「電話機能」メニューをクリックし、所定の設定をしたら、「OK」ボタンをクリックします。
名称 |
説明 |
長時間保留した場合に警告を表示する。 |
自身が保留した際に、保留時間が指定秒数を経過するとメッセージとアラームで警告を行います。 保留解除することで警告が終了します。 チェックボックスにチェックを入れて、時間を入力します。 |
パーク保留番号 |
※パークグループ設定をした場合 BIZTEL管理画面のグループ > パークグループで登録したパーク保留番号が選択できます。 パークボタンを押すと、ここで選択したパークグループでパークを行います。 ※パークグループ設定をしていない場合 パーク保留番号「700」と表示され、ソフトフォンのパークボタンも表示されますが、パークボタンを押してもパーク保留はされませんのでご注意ください。
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パーク情報ウィンドウを自動的に閉じる。 |
※パークグループ設定をした場合 パークした際にポップアップされた画面を自動的に閉じるか、手動で閉じるか設定します。 チェックボックスにチェックを入れて、時間を入力します。 |
着信時の動作設定 |
「ブラウザを起動して設定画面を表示する」ボタンをクリックすると、BIZTEL管理画面の「電話端末」メニューの「着信設定」画面が表示されます。「編集」ボタンをクリックし、「非通知着信」、「不在着信」、「応答不能設定」を変更します。 ※着信設定を行うには、対象の電話端末に編集以上のリソース権限が必要です。 ※着信設定の設定方法は、初期設定編のマニュアル「8.共通メニュー項目の設定¥2.着信設定」を参照してください。 |
1.3 電話帳管理
BIZTEL管理画面を表示して、ソフトフォン上に表示する電話帳を登録・編集することができます。
「電話帳管理」メニューをクリックし、「ブラウザを起動して設定画面を表示する」をクリックします。
サインインした端末のBIZTEL管理画面の「電話帳」タブが表示されます。
電話帳タブの登録・編集・削除には、電話端末に対して「編集」以上のリソース権限が必要です。
※電話帳の登録方法は、初期設定編のマニュアル「2.電話端末の設定¥4.電話帳設定」を参照。
BIZTEL管理画面で作成した電話帳は、「電話帳」タブに表示されます。
※「管理」ボタンをクリックすると、サインインした端末のBIZTEL管理画面の「電話帳」タブが表示されます。
※「更新」ボタンをクリックすると、BIZTEL管理画面で登録した最新の電話帳が表示されます。
※電話帳のCSVダウンロードは、BIZTEL管理画面の各「共通電話帳」、「端末電話帳」メニューからできます。
1.4 番号表示設定
ソフトフォン上に表示される番号リストと番号の表示方法を設定することができます。
「番号表示設定」メニューをクリックし、表示対象とする番号にチェックを入れます。
必要なチェックを入れたら、「OK」ボタンをクリックします。
名称 |
説明 |
全てチェックする(全てのチェックを外す) |
選択肢の全チェック設定と解除をします。 未チェックの場合は、「全てチェックする」が表示。チェック済みの場合は、「すべてのチェックを外す」が表示されます。 |
番号リストを電話帳の名前で表示する |
表示番号を電話帳に登録されている名称に変換します。 電話帳に登録がない場合は番号で表示されます。 |
番号リストをソートして表示する |
選択すると番号リストを文字列で昇順ソートします。 |
電話番号や電話帳に登録した名称は、下記赤枠エリアに表示されます。
1.5 自動応答機能
着信時の自動応答設定をすることができます。設定を行うと、対象番号への着信時に自動的に通話状態となります。
「自動応答機能」メニューをクリックし、自動応答する場合は対象の端末をチェックし、「自動応答を有効にする」にチェックして、「OK」ボタンをクリックします。
名称 |
説明 |
全てチェックする(全てのチェックを外す) |
選択肢の全チェック設定と解除をします。 未チェックの場合は、「全てチェックする」が表示。チェック済みの場合は、「すべてのチェックを外す」が表示されます。 |
自動応答を有効にする。 |
自動応答を有効にする場合はチェックを入れます。 チェックした端末は全て、着信とともに応答します。 |
【注意事項】
自動応答を有効にすると、着信と共にソフトフォンに着信呼がつながり、自動応答の対象となる番号が下記赤枠内に表示されます。
突然、呼がつながり相手との通話が始まります。
CRM連携している場合は、顧客画面が突然ポップアップします。
(エージェント向けガイダンスを設定している場合は、ガイダンス再生後に通話が開始されます。)
自動応答にしていない場合は、ソフトフォンの「通話」ボタンを押して会話を始めます。
グループ着信で同時に複数のソフトフォンに着信する場合、お客様ネットワークやPCの状況などにより、一斉に呼び出されたソフトフォンの中でもっとも早く反応したソフトフォンが応答します。
1.6 オーディオ
USBヘッドセットやUSB外付け外部スピーカーなどPCから再生する音声デバイスの設定を行います。
「オーディオ」メニューをクリックし、スピーカー・マイクに利用する音声デバイスをそれぞれ選択します。USBヘッドセットを使用する場合はUSBに接続しているヘッドセット機器の音声デバイス名が選択リストに表示されます。
全て設定したら、「OK」ボタンをクリックします。
名称 |
説明 |
オーディオデバイス(スピーカー) |
通話中に通話相手先の音声を出力するデバイスを選択します。 |
オーディオデバイス(マイク) |
通話中に自分の音声を入力するデバイスを選択します。 |
オーディオデバイス(着信音) |
着信音を出力する音声デバイスを選択します。 |
オーディオデバイスが見つからない場合でも着信許可する |
ヘッドセットやマイクなどの音声デバイスが接続されていない、またはPC側で認識されていない時にソフトフォンに着信させない場合は、チェックを入れません。 |
通話音量倍率 |
通話音声のみ指定した倍率で音量を変更することができます(着信音などの音量は調整されない) 例)通話音量倍率50% 通話音声は、着信音などに対して半分の音量で聞こえます。 例)通話音量倍率200% 通話音声は、着信音などに対して2 倍の音量で聞こえます。 |
エコーキャンセラーを有効にする |
周囲の騒音が気になる場合にチェックを入れることで、エコーやノイズが低減されます。 使用するヘッドセットにエコーキャンセラーがある場合は、チェックを入れません。 |
※オーディオデバイスが設定されていない場合。
ソフトフォンを設定してサインインしようとすると、以下のエラー画面が表示されることがあります。ヘッドセットを接続していないなどが原因のため、オーディオデバイスを設定して、再度サインインしてください。
【注意事項】
通話音量倍率をあげすぎると、音質が劣化する可能性があります。通話音量倍率だけを変更せずに、ソフトフォン左側下部のスピーカー音量設定(スライドバー)やWindowsのサウンド設定と合わせて調整を行ってください。
音量調整後に音声テストを実施される際に、想定以上の音量により耳に影響を及ぼす可能性があるため、調整後は最初にスピーカー/ヘッドセットから耳を遠ざけた状態で音声テストを実施されることをお勧めします。
1.7 着信音
着信先の外線番号、内線番号別にソフトフォンの着信音を変更することができます。
■着信音のミュート
「着信音」メニューをクリックし、ミュート(無音)にしたい番号のチェックボックスにチェックし、「OK」ボタンをクリックします。
■着信音の変更
着信音を変更したい番号をクリックします。
参照先から任意のファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
※音声ファイルを選択して「開く」ボタンをクリックした際に、音のサンプルが鳴ります。
※着信音に設定可能な音声ファイルフォーマット
名称 |
説明 |
ファイルフォーマット |
WAVE形式 (拡張子 *.wav) |
サンプリング周波数 |
8kHz |
ビット数 |
8~16ビット |
チャンネル |
1(モノラル) |
着信音が変更されたことを確認し、「OK」 ボタンをクリックします。
■既定の着信音に戻す場合
対象の番号を選択した上で、「既定に戻す」ボタンをクリックすると、デフォルトの着信音に変更されます。
最後に「OK」ボタンをクリックします。
1.8 ネットワーク
NATやSIPを設定します。通常はデフォルト設定のままで結構です。
名称 |
説明 |
NAT越えを行う |
VPN回線などを使用せず、NAT環境でソフトフォンを利用する場合に必要。通常チェックを入れたままにしてください。 |
プライマリSTUNサーバ |
STUNサーバのIPアドレスを指定する。通常は初期値のまま変更しないでください。 |
セカンダリSTUNサーバ |
STUNサーバのSecondary IPアドレスを指定する。通常は初期値のまま変更しないでください。 |
STUNが利用できない場合は発着信しない |
NAT越えを行う場合に使用するSTUNサーバが利用できない場合は、発着信自体を行わない時にチェックを入れます。STUNサーバが利用できない状態となった場合にエラー(※以下図を参照)を表示します。 ※チェックを入れていない場合 ご利用のネットワークがSTUNサーバとの通信に依存しないような環境の場合、STUNサーバが利用できない状況となった場合でも発着信や通話が可能だが、STUNサーバとの通信に依存している場合には、発着信や通話が不安定となる場合があります。 |
Register Expires(秒) |
BIZTELサーバとのソフトフォン間の通信間隔を指定します。 通常は初期値100のまま変更しないでください。 |
最大ジッタバッファ |
通信遅延時の音声補填を行う最大バッファ値を指定します。通信回線が遅い場合にバッファ値を大きい値に調整することで音飛びを軽減できます。80ms~160ms程度の値が推奨です。 |
SIPログの出力方式 |
ログを簡易モードで出力するか、詳細モードで出力するか選択します。 「簡易モード」でうまく動かないことがあった場合、「詳細モード」に変更することで、詳細なログが出力されるようになります。 次回うまく動かない事象があったときに、弊社サービスデスクに詳細ログを提出することで、原因解明に役立てることができます。 |