目的 |
OpenCTIを利用しているユーザに対し、警告のポップアップを制御して利便性を高めます。 |
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対象プラン |
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用語 |
この記事で説明する用語は特にありません。 |
ポイント |
・本機能をご利用頂く場合、「OpenCTI」オプションの契約が必須です。 ・Google Chromeのブラウザを使い、OpenCTIを利用するユーザのみが対象となります。 ・本項目はOpenCTIのソフトフォン制御方式に関する技術的な補足マニュアルとなります。 |
目次
2.「プロトコルハンドラ」と「プロトコルハンドラ + イベントサーバ」とは
1.Chromeでのポップアップ表示回避の実装
BIZTELはソフトフォンの制御に、プロトコルハンドラ機能を利用しています。
しかしGoogle Chromeのバージョンアップによって、OpenCTIからのソフトフォンを制御でプロトコルハンドラを利用する度にブラウザのセキュリティ強化により毎回警告(①)がポップアップされる事象が発生しています。
※お客様環境により発生しない場合も御座います。
プロトコルハンドラ機能を用いない設定に切り替えることで、警告のポップアップが発生しない状態に変更することができます。設定の切り替えをご要望の場合はサービスデスクまでお問い合わせください。
※ただし、クリックtoコールについては、引き続き警告のポップアップが表示されます。
2.「プロトコルハンドラ」と「プロトコルハンドラ + イベントサーバ」とは
【プロトコルハンドラ】
各種CRMなどの外部アプリケーションからBIZTELソフトフォンを制御するための機能で、以下の機能でプロトコルハンドラによるソフトフォン制御を行います。
・OpenCTI
・クリックtoコール
・『電話端末 > ソフトフォン設定ボタン』にて行うソフトフォンのセットアップ
・コマンドラインからの呼び出し
【イベントサーバ】
イベントサーバは、BIZTELサーバと常にコネクションを維持して、リアルタイムで様々な情報を取得しています。
例えば、通話中にエージェントのステータスを変更する、パーク時にパーク設定画面からパーク呼数を表示するなどを、BIZTEL画面のリロードなしで表示しています。
BIZTELサーバとイベントサーバの接続が切れると、「イベントサーバに接続できません」とBIZTEL管理画面やソフトフォン画面、OpenCTI画面に表示され、
リアルタイムの情報が取得できない状態であることを表示しています。
「プロトコルハンドラ + イベントサーバ」時の各制御対象
ソフトフォン制御 |
プロトコルハンドラ による制御 |
イベントサーバ による制御 |
備考 |
『OpenCTI』から |
-- |
〇 |
エージェントでサインインしたタイミングで、 |
『クリックtoコール |
-- |
〇 |
『データ型:電話』の項目によるクリックtoコールは、OpenCTIサインインが必要であり、OpenCTIと同じソフトフォン制御を行います |
『クリックtoコール |
〇 |
-- |
手動作成したクリックtoコールの項目は、OpenCTIを必要とせず切り替えフラグを取得するタイミングが存在しないため、常時プロトコルハンドラによるソフトフォン制御を行います |
『ソフトフォン |
〇 |
-- |
常時プロトコルハンドラによるソフトフォン制御を行います |
OpenCTI利用時の制御経路【イメージ図】