目的 |
BIZTELサービスのセキュリティ性の向上を目的として、ログイン時の2段階認証をユーザ任意機能として標準提供します。 |
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対象プラン | |
用語 |
2段階認証 BIZTELのID/パスワードによるログイン操作時に、異なる認証プロセスを追加することで利用者確認の精度を高め、不正利用を防止する為のセキュリティ対策の方式です。 |
ポイント |
・本機能はBIZTELバージョン 3.5.0 以降で利用可能です。(ソフトフォン バージョン3.5.0以上が必要となります。) ・BIZTELの2段階認証は、認証機構としては「多要素認証」に属します。 ・ソフトフォンのインストール方法は「1.ソフトフォンのインストール(Windows版:バージョン 3.5.0 以降)」を参照ください。 |
目次
1. BIZTELでの2段階認証について
BIZTELでは、バージョン 3.5.0 より以下の機能に対して、2段階認証の利用が可能です。
※2段階認証は機能単位、アカウント単位で有効・無効の設定が可能です。
※WindowsOS・MacOSともに2段階認証の利用が可能です。
設定有効機能
● BIZTEL管理画面へログイン時
● ソフトフォンのエージェント機能を用いたアカウントでのサインイン時
※ハードフォン、OpenCTIソフトフォン、WebRTC版ソフトフォン、Chrome拡張、BIZTELモバイルは2段階認証の対象外となります。
※エージェント機能を用いるため、ビジネスフォンプランでは利用できません。
設定有効範囲
● メールアドレスの登録があるアカウント毎に有効・無効を設定可能
※2段階認証の利用はメールアドレスが必須となります。
2. 2段階認証利用時の注意事項
・2段階認証の設定はシステム管理者ロールのアカウント以上で設定可能です。
※スーパバイザロール、ユーザロールでの設定は不可となります。
・BIZTELソフトフォンバージョン 3.5.X 未満で2段階認証を利用する場合、エージェントサインイン時にエラーとなりますので、最新版のソフトフォンをインストールのうえご利用ください。
表示内容:Two factor auth key required.
・2段階認証はアカウント(エージェント)に対して実行される為、ソフトフォンに紐づいている電話帳及び発着信履歴のデータは2段階認証なしでも参照可能です。
※ソフトフォン起動時の2段階認証をせずキャンセルした場合、エージェント機能が利用できない状態でソフトフォンが起動されます。
・2段階認証の認証コードはメールで通知します。
アカウントに対してメールアドレスの登録が必須となりますので、必要なアカウントにメールアドレスの登録をお願いします。
※メールアドレスを登録していないアカウントは、2段階認証の設定が適用できません。
※メールアドレスの登録方法は「1.アカウントの作成」を参照ください。
・BIZTEL管理画面に対しての2段階認証を有効にした場合、ソフトフォンに対しての右クリックからエージェントコントロール機能へ直接接続できませんので、管理画面へログインしてから接続ください。
※グレーアウトされる為、クリック不可となります。
・ブラウザをシークレットモードでご利用の場合、2段階認証のスキップ機能が解除される可能性がございますのでご注意ください。
3. 2段階認証の設定方法
2段階認証の設定方法を紹介します。
3.1 2段階認証メニューからの設定
手順1.「BIZTEL管理画面」>「セキュリティ」>「2段階認証」をクリックします。
手順2.「編集」をクリックします。
手順3.2段階認証を「設定する」に変更後、以下内容を設定し、「保存」をクリックします。
2段階認証 |
設定する 2段階認証を利用する場合に選択します。 設定しない 2段階認証を利用しない場合に選択します。 |
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管理画面 |
設定する 管理画面へログイン時に2段階認証を行う場合に選択します。 設定しない 管理画面へログイン時に2段階認証を行わない場合に選択します。 |
ソフトフォン |
設定する ソフトフォンのエージェント機能を用いたアカウントでのサインイン時に2段階認証を行う場合に選択します。 設定しない ソフトフォンのエージェント機能を用いたアカウントでのサインイン時に2段階認証を行わない場合に選択します。 |
2段階認証情報を保持する |
設定する 管理画面・ソフトフォンに2段階認証の認証情報を保持します。 ※ブラウザのキャッシュを削除した場合、本機能の設定が解除される場合があります。 設定しない 管理画面・ソフトフォンに2段階認証の認証情報を保持しません。 それぞれの動作タイミングで都度認証を行います。 |
2段階認証の再認証期間(日) |
「2段階認証情報を保持する」の項目で設定するを選択した場合、認証情報を保持する日数を設定します。 ※認証情報を保持する日数を1日とした場合の保持期間 |
手順4.「保存しますか?」の表示後、「OK」をクリックします。
手順5.画面上部の「アカウント」をクリックします。
手順6.「編集」をクリックします。
ID | アカウント毎に付与される一意のIDを表示します。 ※通常は非表示です。編集ボタン下のハンバーガーメニューから選択可能です。 |
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アカウント | アカウントを表示します。 |
名前 | アカウントに登録した名前を表示します。 |
ロール | アカウントで登録したロールを表示します。 |
メールアドレス | アカウントに登録したメールアドレスを表示します。 |
※各項目の作成・更新は「1.アカウントの作成」を参照の上、作成ください。
手順7.2段階認証を有効にするアカウントをチェックし、「保存」をクリックします。
※メールアドレスを登録しているアカウントのみチェック可能です。
手順8.「保存しますか?」の表示後、「OK」をクリックします。
以上で設定完了です。
3.2 アカウントメニューからの設定
本項目は「3.1 2段階認証メニューからの設定」が完了している場合のみ設定可能です。
手順1.「BIZTEL管理画面」>「アカウント」>「アカウント」をクリックします。
手順2.設定変更するアカウントをクリックします。
基本情報タブ内に「2段階認証」の項目が表示されますので、「編集」ボタンから設定の有効・無効を切り替えを行ってください。
※システム管理者ロールのアカウントに限り「BIZTEL管理画面」>「アカウント」>「マイアカウント」から自分のアカウントに対しても同様に設定変更が可能です。
4. 2段階認証設定時の動作例
4.1 管理画面へのログイン時の動作
管理画面に対して2段階認証を有効にした場合の動作例を紹介します。
● 動作イメージ図
手順1.2段階認証を有効にしたアカウントで管理画面にログインします。
手順2.アカウントに登録されているメールアドレスに対して認証コードが送信される為、メールを確認します。
● 送信メール例
件名:【BIZTEL】2段階認証 認証コードのご連絡 ------------------------------------------------------------------------------------ 本文 ※本メールはBIZTELサーバより自動で送信されております。 2段階認証のための認証コードをご連絡します。 認証コード(6桁) XXXXXX ※ご注意:認証コードの有効期限は10分間です |
※「XXXXXX」は実際には認証コードの数字が記載されます。
手順3.メール内に記載されている認証コードを入力し、「認証」をクリックします。
※半角数字で入力ください。
● 認証コードの入力誤りがある場合は、「Backspace」もしくは「Delete」キーから削除可能です。
もしくは、修正箇所をクリックすることで該当部分のみ削除可能です。
● 「3. 2段階認証の設定方法」にて、2段階認証を保持する設定とした場合、「次回からXX日間は認証コード入力
をスキップしてログインする」のチェックが表示されます。認証をスキップする場合は、チェックを付けます。
「XX」は設定値に従い変動します。
● 認証コードを再送信する場合は「認証コードの再送信はこちら」をクリックします。
認証後、管理画面にログインできる事を確認ください。
4.2 ソフトフォンへのサインイン時の動作
ソフトフォンに対して2段階認証を有効にした場合の動作例を紹介します。
● 動作イメージ図
手順1.BIZTELソフトフォンを起動します。
手順2.対象アカウント、パスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。
手順3.アカウントに登録されているメールアドレスに対して認証コードが送信されます。
● 送信メール例
件名:【BIZTEL】2段階認証 認証コードのご連絡 ------------------------------------------------------------------------------------ 本文 ※本メールはBIZTELサーバより自動で送信されております。 2段階認証のための認証コードをご連絡します。 認証コード(6桁) XXXXXX ※ご注意:認証コードの有効期限は10分間です |
手順4.メール内に記載されている認証コードを入力し、「認証」をクリックします。
※半角数字で入力ください。
● 認証コードの入力誤りがある場合は、「Backspace」もしくは「Delete」キーから削除可能です。
● 「3. 2段階認証の設定方法」にて、2段階認証を保持する設定とした場合、「次回からXX日間は認証コード入力
をスキップしてログインする」のチェックが表示されます。認証をスキップする場合は、チェックを付けます。
「XX」は設定値に従い変動します。
● 認証コードを再送信する場合は「再送信」をクリックします。
手順5.「サインイン端末」「サインイン時ステータス」「シートビューの座席ID」を選択し、「設定」をクリックします。
※BIZTELバージョン 3.5.20 まで、シートビューのご契約がない場合は、選択項目がグレーアウトされて表示されます。
※BIZTELバージョン 3.6.0 以降、シートビューのご契約がない場合は、選択項目は非表示となります。
手順6.画面左側中央に「BIZTEL」と表示されていればサインイン完了です。
5. 2段階認証に失敗した場合
認証に失敗した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
認証コードが間違っています。正しい認証コードを入力してください。
送信された認証コードと入力した認証コードが不一致の場合に表示されます。
正しい認証コードを再入力ください。
認証コードの有効期限を超過しています。認証コードを再送信してください。
発行された認証コードの有効期限が切れています。
認証コードは発行から10分が有効期限となりますので、有効期限切れとなった場合は認証コードを再発行ください。
認証コードの試行回数を超過しています。認証コードを再送信してください。
認証コードの試行回数を超過した場合に表示されます。
認証コードの試行回数は10回が上限となりますので、試行回数超過となった場合は認証コードを再発行ください。
ログイン認証の設定が無効になっているか、アカウントの情報が更新されている可能性があります。ログイン画面から再度ログインしてください。
上記のエラーが表示された場合、以下の理由が考えられますのでお客様管理者にてご確認ください。
・2段階認証機能が無効化されている。
・アカウントロックが掛かっている。
・アカウントに設定したパスワードの有効期限が切れている。