目的 |
指定した起点・日時のコールフローをグラフィカルに表示し、設定フロー全体を可視化する機能です。 |
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対象プラン |
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用語 |
【コールフロー】 着信からBIZTEL内で設定された一連動作の情報をコールフローと呼びます。 |
ポイント |
・本マニュアルは、BIZTELバージョン 3.8.X 以降のコールフロー機能に関する内容です。 ・BIZTELバージョン 3.7.X までの環境をご利用の場合は、「1.コールフロー(3.7.Xまで)」を参照ください。 ・システム管理者、スーパバイザのロールで参照ができます。 |
目次
1. コールフローとは
着信してからBIZTEL内のルールで定義された一連の動作を含む全体の流れを示す情報をコールフローと呼びます。
主な動作として着信後に呼び出すグループをはじめ、各種動作や設定が対象に含まれます。
主な動作対象
・着信・切断
・IVRと分岐動作
・音声ガイダンス
・転送動作 など
各機能の設定画面では全体としての表示ができませんが、この機能を活用することでユーザが考えるフローが正しく設定できているかを全体視点で確認ができるようになり、管理の効率化に役立ちます。
前提条件
● 本機能は、特定の番号や条件日時などで表示管理しており、表示内容に制限があります。
BIZTEL上に存在する全てのリソースのフローを同時に表示することはできません。
● 本機能を利用するアカウントの権限が持つリソースのフローに、権限を持たないリソースフローが繋がっている場合でも表示されます。
詳細は「5. コールフローの見方」の注意事項を参照ください。
● 表示したコールフロー内のカレンダー設定等により、実際には後続の設定や端末への着信まで至らないフローの場合も、「5.2 ルールアイコン」および「5.3 ライン」の表示条件に基づきすべての設定内容が表示されます。
※不在着信時ルール(不在判定(秒)が0秒)が設定されている場合、実際には動作しない設定のラインは非表示となります。
表示例
カレンダー設定によりガイダンス切断が動作する日時のコールフローを表示した場合、実際にはカレンダー設定以降の動作はしませんが、設定内容は表示されます。
コールフロー利用の流れ
コールフロー画面の表示
①. コールフローを表示したいリソース(電話端末/着信グループ/IVR/コールセンター/電話番号)の「コールフロー表示」ボタンからコールフローを表示します。
②. ①で選択したリソースを起点とし、現在日時のコールフローが表示されます。
コールフローの絞り込み
①. 起点となる種別(リソース)と番号(内線番号もしくは外線番号)を選択します。
②. 表示したいコールフローの日時を選択します。
③. 指定した起点・日時のコールフローが表示されます。
2. コールフロー画面の表示権限
コールフローは、IVRやコールセンターなどの各リソース上の「コールフロー表示」ボタンから表示します。
各リソースのコールフローの表示権限は以下となります。
リソース権限 |
ロール | |||
---|---|---|---|---|
システム管理者 | スーパバイザ | ユーザ | ||
電話端末 | 参照、編集、削除 | 表示 | 表示 | 非表示 |
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | - | - | - | |
着信グループ | 参照、編集、削除 | 表示 |
表示(※1) |
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | - | - | ||
IVR | 参照、編集、削除 |
表示 |
表示 |
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし |
- |
- |
||
コールセンター | 参照、編集、削除 | 表示 | 表示 | |
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | - | - | ||
電話番号 | 参照、編集、削除 |
表示(※2) |
||
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし |
- |
- |
※1. BIZTELバージョン ごとに表示が異なります。
BIZTELバージョン 3.9.X まで:表示されません。
BIZTELバージョン 3.10.X 以降:リソース権限に応じて表示されます。
詳細は「1.権限(ロールとリソース)の設定」を参照ください。
※2. 参照以上のリソース権限を持つ電話端末/着信グループ/IVR/コールセンターのダイヤルインに設定されている電話番号のみ表示します。
※ロールに割り当てられているメニュー権限を変更することはできません。
(例えば、ユーザに各リソース権限を割り当ててもコールフローを参照することはできません。)
※権限の詳細は「1.権限(ロールとリソース)の設定」を参照ください。
3. コールフローの表示方法
IVRやコールセンターなどの各リソースからコールフローを表示する方法を紹介します。
コールフローボタンから画面表示した際、選択したリソースを起点とし、画面を表示した日時のコールフローが表示されます。
コールフローの画面構成については「4. コールフロー画面の構成」、コールフロー画面の見方は「5. コールフローの見方」を参照ください。
電話端末からの表示手順
手順1.BIZTEL管理画面より、「電話端末」>「電話端末」をクリックします。
手順2.一覧からコールフローを表示したい電話端末をクリックします。
手順3.画面上部の「コールフロー表示」をクリックし、コールフロー画面を表示します。
選択した電話端末を起点としたコールフローが表示されます。
着信グループからの表示手順
手順1.BIZTEL管理画面より、「グループ」>「着信グループ」をクリックします。
手順2.一覧からコールフローを表示したい着信グループをクリックします。
手順3.画面上部の「コールフロー表示」をクリックし、コールフロー画面を表示します。
選択した着信グループを起点としたコールフローが表示されます。
IVRからの表示手順
手順1.BIZTEL管理画面より、「コールセンター」>「IVR」をクリックします。
手順2.一覧からコールフローを表示したいIVRをクリックします。
手順3.画面上部の「コールフロー表示」をクリックし、コールフロー画面を表示します。
選択したIVRを起点としたコールフローが表示されます。
コールセンターからの表示手順
手順1.BIZTEL管理画面より、「コールセンター」>「コールセンター」をクリックします。
手順2.一覧からコールフローを表示したいコールセンターをクリックします。
手順3.画面上部の「コールフロー表示」をクリックし、コールフロー画面を表示します。
選択したコールセンターを起点としたコールフローが表示されます。
電話番号からの表示手順
手順1.BIZTEL管理画面より、「共通設定」>「電話番号」をクリックします。
手順2.一覧からコールフローを表示したい電話番号をクリックします。
手順3.画面上部の「コールフロー表示」をクリックし、コールフロー画面を表示します。
選択した電話番号を起点としたコールフローが表示されます。
※参照以上のリソース権限を持つ電話端末/着信グループ/IVR/コールセンターのいずれかのダイヤルインとして設定されている電話番号のみ「コールフロー表示」ボタンが表示されます。
条件を満たさない場合、以下の通り「コールフロー表示」ボタンは表示されません。
4. コールフロー画面の構成
コールフロー画面の構成を項目ごとに紹介します。
4.1 ヘッダー部
ログインアカウント情報や再読み込みアイコンを表示するヘッダー部の各項目を紹介します。
項目 | アイコン | 説明 |
---|---|---|
BIZTELロゴ | 管理画面のホーム画面へ遷移します。 | |
更新アイコン | コールフローページを最新の情報に更新します。 | |
アカウント情報 | ログインしているアカウントのアカウント>マイアカウントで設定した画像と名前を表示します。 |
4.2 コールフロー表示部
コールフロー表示部の項目について紹介します。
操作ボタン
項目 | アイコン | 説明 |
---|---|---|
画像ダウンロードアイコン |
コールフロー表示エリアに表示されているコールフローを1枚の画像でダウンロードします。 ※エリアから見切れている場合は、見切れている画像がダウンロードされます。 画像出力仕様 ファイル形式:PNG |
|
拡大率の自動調節アイコン |
コールフロー全体が1画面に収まる拡大率(10 ~ 100%)へ自動調整します。 |
|
拡大率表示 | 表示中のコールフローの拡大率を表示します。 | |
拡大アイコン |
コールフローを10%毎に拡大します。 ※最大で200%まで拡大可能です。 |
|
縮小アイコン |
コールフローを10%毎に縮小します。 ※最小で10%まで縮小可能です。 |
|
Reactflowロゴ |
コールフローの描画に利用しているライブラリのロゴです。 |
ミニマップ
コールフローの全体像を表示し、実際に表示されているエリアを白枠内で表現します。
また、ミニマップ上でドラッグすることでマップの移動、拡大・縮小することにより大きさが変化します。
※BIZTELバージョン 3.9.X 以降、拡大・縮小は「Ctrl キー + マウスホイール」での操作も可能です。
コールフロー表示エリア
コールフローは起点のリソースを元に左→右に描画され、ライン名称は右寄せで表示します。
起点となる番号に「選択なし」が選択されている場合は、操作ボタン以外は本エリアに何も表示しません。
画面内の移動
マウスホイール及びマウスパッドでの縦スクロールと横スクロール、画面内をドラッグすることで移動が可能です。
コールフローの各パーツや表示の詳細は「5. コールフローの見方」を参照ください。
4.3 機能メニュー
機能メニューの各項目を紹介します。
絞り込み
コールフローの表示条件を絞り込みます。
項目 | 説明 |
---|---|
起点となる番号 (※) |
コールフローの起点となる種別と番号を指定します。 電話端末 着信グループ IVR コールセンター 電話番号 ※番号リストの表示は番号順かつ昇順となります。 ※「電話番号」種別は、電話端末/着信グループ/IVR/コールセンターのいずれかのダイヤルイン番号として紐付けた電話番号のみ選択可能となります。 |
日時絞り込み |
表示するコールフローの日時を選択します。 ※初期値はコールフロー画面を開いた日時となります。 |
※起点となる番号にリストアップされる各リソースの表示条件
コールフローの「起点となる番号」に表示される番号リストの表示権限は「ロールの各リソースに対するメニュー権限」と「リソース権限」の両方をチェックします。
|
ロールの各リソースに対するメニュー権限 | ||
---|---|---|---|
権限あり | 権限なし | ||
リソース権限 | 権限あり | 表示 | 非表示 |
権限なし | 非表示 | 非表示 |
起点となる番号にリストアップされる各リソースの表示条件は以下となります。
リソース権限 |
ロール | |||
---|---|---|---|---|
システム管理者 | スーパバイザ | ユーザ | ||
電話端末 | 参照、編集、削除 | 表示 | 表示 |
該当画面が非表示
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | 非表示 | 非表示 | ||
着信グループ | 参照、編集、削除 | 表示 | 表示※1 | |
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | 非表示 | 非表示 | ||
IVR | 参照、編集、削除 | 表示 |
表示 |
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし |
非表示 |
非表示 |
||
コールセンター | 参照、編集、削除 | 表示 | 表示 | |
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | 非表示 | 非表示 | ||
電話番号 | 参照、編集、削除 |
表示 ※2 |
||
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし |
非表示 ※3
|
※1. BIZTELバージョン ごとに表示が異なります。
BIZTELバージョン 3.9.X まで:表示されません。
BIZTELバージョン 3.10.X 以降:リソース権限に応じて表示されます。
詳細は「1.権限(ロールとリソース)の設定」を参照ください。
※2. 電話番号リソースに権限を持つ場合も、電話端末/着信グループ/IVR/コールセンターのダイヤルインに設定されていない電話番号は表示されません。
※3. 電話番号リソースに権限を持たない場合も、参照以上のリソース権限を持つ電話端末/着信グループ/IVR/コールセンターのダイヤルインに設定されている電話番号は表示します。
※BIZTELバージョン 3.9.X以降で「電話会議室」オプションをご利用の場合、電話会議室はコールフロー上で起点とならないため、「起点となる番号」の一覧にはリストアップされません。
非表示設定
コールフローの表示対象を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
同時通話制限ルール |
ラインの表示/非表示を切り替えます。 |
非通知着信時ルール |
ラインの表示/非表示を切り替えます。 |
着信ルーティング |
ラインの表示/非表示を切り替えます。 |
カレンダー |
ラインの表示/非表示を切り替えます。 |
不在着信時ルール |
ラインの表示/非表示を切り替えます。 |
待ち呼ダイヤル受付 |
ラインの表示/非表示を切り替えます。 |
IVR分岐 |
ライン(IVRに設定したダイヤル設定、ガイダンス設定(操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルール)、APIレスポンス設定、チャットボット転送先設定)の表示/非表示を切り替えます。 ※APIレスポンス設定は「API連携IVR」オプション、チャットボット転送先設定は「API連携IVR」オプションおよび「チャットボット連携」オプションを利用している場合に表示します。 |
ラインの詳細は「5.3 ライン」を参照ください。
5. コールフローの見方
コールフローは「ノード」「ライン」「ルールアイコン」の3つのパーツの組み合わせで表現します。
注意事項
ログインアカウントが権限を持っているリソース(内線等)の後にリソースのフロー(ノードやルールアイコン)が続く場合、権限を持たない後続のフローも表示されます。
表示例①
●条件
IVR(内線7100)のみ「参照」権限を持つスーパバイザが、IVR(内線7100)を起点に以下設定のコールフローを表示した場合
● 設定内容
● コールフロー
権限を持たない着信グループ以降のコールフローもすべて表示されます。(着信グループ・コールセンターは権限を持たないため、権限なしノードで表示されます。)
※クリックして拡大表示が可能です。
表示例②
●条件
IVR(内線7100)とコールセンター(内線7001)に「参照」権限を持つスーパバイザが、IVR(内線7100)を起点に以下設定のコールフローを表示した場合
● 設定内容
● コールフロー
権限を持たない着信グループ以降のコールフローもすべて表示されます。(着信グループは権限を持たないため権限なしノード、コールセンターは権限があるため標準ノードで表示します。)
※クリックして拡大表示が可能です。
コールフローを構成するパーツの詳細と見方を紹介します。
5.1 ノード
BIZTEL内に登録されているリソース(電話端末/着信グループ/IVR/コールセンター/電話番号)を「ノード」と呼び、1つの箱として表現します。
ノードの各項目を紹介します。
項目 | アイコン | 説明 |
---|---|---|
ナンバリング |
コールフローに表示されている内線番号(電話端末/着信グループ/IVR/コールセンター)に対してユニークな番号を採番します。 ※電話番号ノードはコールフロー内に1ノードしか表示されないため、ナンバリングを表示しません。 ※番号ノードは表示の度に採番するため、設定が変更されれば採番される番号が変わります。 |
|
リソースアイコン |
各リソースに相当するアイコンを表示します。 標準IVR API連携IVR(ダイヤル入力) API連携IVR(音声入力) API連携IVR(入力なし)
API連携IVR(チャットボット連携)
コールセンター 着信グループ 電話端末 電話番号 電話会議室 |
|
番号表示 |
該当リソースの内線番号または電話番号を表示します。 |
|
リソース名 |
該当リソースの名前を表示します。 ※リソース名が表示しきれない文字数の場合は「…」で省略して表示します。 |
|
管理画面リンクアイコン |
該当リソースの設定画面を別タブで表示します。 ※権限なしノードでは非表示となります。 |
|
業務ラベルアイコン |
該当リソースの業務ラベルの有無を表示します。 業務ラベル有
業務ラベル無
業務ラベル有の場合、業務ラベルに対するリソース権限に関係なくカーソルを合わせると業務ラベル名を表示します。 ※文字数に関わらず業務ラベル名を全て表示します。 ※IVRのダイヤル設定、APIレスポンス設定、チャットボット転送先設定に業務ラベルが設定されている場合、ライン上に業務ラベルが表示されます。(※) |
※IVRのダイヤル設定、APIレスポンス設定、チャットボット転送先設定に業務ラベルが設定されている場合、ライン上に業務ラベルを表示します。
ノードの表示条件
コールフローにおけるノードの表示権限は「ロールの各リソースに対するメニュー権限」と「リソース権限」の両方をチェックします。
|
ロールの各リソースに対するメニュー権限 | ||
---|---|---|---|
権限あり | 権限なし | ||
リソース権限 | 権限あり | 表示 | 非表示 |
権限なし | 非表示 | 非表示 |
下記の通り、権限の有無により標準ノードと権限なしノードのいずれかの種類で表示されます。
リソース権限 |
ロール | |||
---|---|---|---|---|
システム管理者 | スーパバイザ | ユーザ | ||
電話端末 | 参照、編集、削除 | 標準ノード | 標準ノード |
該当画面が非表示
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | 権限なしノード | 権限なしノード | ||
着信グループ | 参照、編集、削除 | 標準ノード |
標準ノード※1 |
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | 権限なしノード | 権限なしノード | ||
IVR | 参照、編集、削除 |
標準ノード
|
標準ノード
|
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし |
権限なしノード |
権限なしノード |
||
コールセンター | 参照、編集、削除 | 標準ノード | 標準ノード | |
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし | 権限なしノード | 権限なしノード | ||
電話番号 | 参照、編集、削除 |
標準ノード |
標準ノード |
|
参照、編集 | ||||
参照 | ||||
権限なし |
権限なしノード |
権限なしノード |
※1. BIZTELバージョン ごとに表示が異なります。
BIZTELバージョン 3.9.X まで:権限なしノード
BIZTELバージョン 3.10.X 以降:標準ノード
詳細は「1.権限(ロールとリソース)の設定」を参照ください。
※BIZTELバージョン 3.9.X以降で「電話会議室」オプションをご利用の場合、電話会議室はリソースごとの設定はできないため、システム管理者およびスーパバイザは「標準ノード」で表示、ユーザは該当画面が非表示となります。
※起点(コールフローの中で一番左に表示されるノード)に関しては表示条件が異なるため、「4.3 機能メニュー」内の「※起点となる番号にリストアップされる各リソースの表示条件」を参照ください。
ノードの種類
表示されるノードの種類を紹介します。
● 標準ノード
ログインアカウントに権限があるリソースは標準ノードで表示します。
● 権限なしノード
ログインアカウントに権限がないリソースは薄いグレーの権限なしノードで表示します。
※権限なしノードも標準ノードと同様に業務ラベルアイコンにカーソルを合わせると業務ラベル名を表示します。
● 番号ノード
標準ノード、権限なしノードに関わらず一度フローに登場したリソースは番号ノードで表示します。
5.2 ルールアイコン
リソースに設定している着信ルールの動作および電話端末に着信する際の動作をアイコンで表現します。
ルールアイコンの種類と詳細を紹介します。
項目 | アイコン | 説明 | 表示条件 |
---|---|---|---|
着信アイコン |
電話端末/着信グループ/コールセンターのノードから電話機に着信する処理を表現します。 |
以下を満たす場合に表示します。 ● 電話端末/着信グループ/コールセンターのノードがコールフローに表示されている ● 該当リソースの着信設定タブ>不在着信>「不在着信時ルール」を「設定しない」または、「設定する」かつ「不在判定(秒)」に「1」以上が設定されている |
|
切断アイコン |
コールフローの中で呼が切断される処理を表現します。 |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● 共通設定>電話番号>該当電話番号の制限種別に「発着信制限」または「着信制限」を設定している ● 該当リソースに以下の着信ルール種別が選択されている場合 ビジー ● IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 ビジー ● IVRのAPIレスポンス設定タブ>選択時の動作でIVRエラー判定が設定されており、IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 ビジー ● 該当リソースの着信設定タブ>不在着信>不在着信時ルールに「設定する」、応答不能時ルールに「メニューのシステム設定(着信不能時の設定)に従う」が選択されており、システム設定>着信不能時の設定で以下の着信ルール種別が選択されている場合 ビジー |
|
ガイダンスアイコン |
コールフローの中でガイダンスが再生される処理(IVRやコールセンターのガイダンスタブの内容は除く)を表現します。 ※ガイダンスアイコン下にガイダンス名を表示します。 表示しきれない文字数の場合は「…」で省略して表示します。 |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● 該当リソースに以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス ● IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス ● IVRのAPIレスポンス設定タブ>選択時の動作でIVRエラー判定が設定されており、IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス ● 該当リソースの着信設定タブ>不在着信>不在着信時ルールに「設定する」、応答不能時ルールに「メニューのシステム設定(着信不能時の設定)に従う」が選択されており、システム設定>着信不能時の設定で以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス |
|
ボイスメールアイコン |
コールフローの中でボイスメールが送信される処理を表現します。 ※ボイスメールアイコン下にボイスメール送信先のメールアドレスを表示します。 表示しきれない文字数の場合は「…」で省略して表示します。 |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● 該当リソースに以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス+ボイスメール ● IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス+ボイスメール ● IVRのAPIレスポンス設定タブ>選択時の動作でIVRエラー判定が設定されており、IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス+ボイスメール |
|
外線転送アイコン |
コールフローの中で外線へ転送される処理を表現します。 ※外線転送アイコン下に転送先電話番号を表示します。 表示しきれない文字数の場合は「…」で省略して表示します。 |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● 該当リソースに以下の着信ルール種別が選択されており、転送先に外線番号が登録されている場合 転送 ● IVRのダイヤル設定、APIレスポンス設定、チャットボット転送先設定のいずれかで「選択時の動作」の「転送」に外線番号が設定されている場合 ● IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 転送 ● IVRのAPIレスポンス設定タブ>選択時の動作でIVRエラー判定が設定されており、IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールで以下の着信ルール種別が選択されている場合 転送 |
|
呼び出しアイコン |
コールフローの中で呼出中(応答不可)の処理を表現します。 |
以下を満たす場合に表示します。 ● 該当リソースの着信設定タブ>不在着信>不在着信時ルールに「設定する」、応答不能時ルールに「メニューのシステム設定(着信不能時の設定)に従う」が選択されており、システム設定>着信不能時の設定で以下の着信ルール種別が選択されている場合 呼び出し音 |
|
折り返し呼登録アイコン |
コールフローの中で折り返し呼登録の処理を表現します。 |
以下を満たす場合に表示します。 ●該当リソースに以下の着信ルール種別が選択されている場合 ガイダンス+折り返し呼登録 ※BIZTELバージョン 3.10.X 以降で「コールセンター」オプションを利用している場合に表示します。 |
設定値の表示仕様
着信ルール等の設定内容別の着信ルールの表示仕様は以下の通りとなります。
設定値 | 表示 |
---|---|
着信ルール:ビジー |
|
電話番号:制限種別(発着信制限/着信制限) |
|
終了時の着信ルール(IVR):ビジー |
|
応答不能時ルール:メニューのシステム設定(着信不能時の設定)に従う |
|
着信ルール: ガイダンス |
|
終了時の着信ルール(IVR):ガイダンス | |
応答不能時ルール:メニューのシステム設定(着信不能時の設定)に従う |
|
着信ルール: ガイダンス+ボイスメール |
|
終了時の着信ルール(IVR):ガイダンス+ボイスメール |
|
着信ルール: ガイダンス+転送(内線) |
|
終了時の着信ルール(IVR):ガイダンス+転送(内線) | |
着信ルール: ガイダンス+転送(外線) |
|
終了時の着信ルール(IVR):ガイダンス+転送(外線) | |
着信ルール: 転送(外線) |
|
終了時の着信ルール(IVR):転送(外線) | |
ダイヤル設定(IVR):操作ガイダンスに戻る | |
APIレスポンス設定(API連携IVR):操作ガイダンスに戻る | |
応答不能時ルール:メニューのシステム設定(着信不能時の設定)に従う |
|
着信ルール: ガイダンス+折り返し呼登録 |
注意事項
権限なしノードからガイダンスアイコン/ボイスメールアイコン/外線転送アイコンにラインが伸びた場合、転送先電話番号やガイダンス名といった設定内容も権限を持つ場合と同様にコールフロー上に表示されます。
5.3 ライン
ノード(ルールアイコン)とノード(ルールアイコン)の間を繋ぐ線を「ライン」と呼びます。
着信ルールやダイヤル設定などによる分岐が発生する場合、ノードから次のノード(ルールアイコン)へラインが結線されます。
着信ルール等が設定されている場合、ライン上に設定項目名を表示します。
表示しきれない文字数の場合は「…」で省略して表示します。
ラインの種類と詳細は以下となります。
項目 |
表示条件 |
---|---|
同時通話制限ルール |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● 該当リソースの着信設定タブ>同時通話>同時通話制限ルールに「設定する」が選択されている ● 電話番号>制限種別に「発着信制限」または「着信制限」が設定されている |
非通知着信時ルール |
以下を満たす場合に表示します。 ● 該当リソースの着信設定タブ>非通知着信>非通知着信時ルールに「設定する」が選択されている ※起点となる番号が「電話番号」である場合のみ表示します。(※1) ※システム設定>非通知着信時ルールの設定に関しては、サーバ全体の動作となるため、コールフローには表示されません。 |
着信ルーティング:{着信ルーティング名} |
以下を満たす場合に表示します。 ● 該当リソースの着信ルーティングタブにて、着信ルーティングにチェックが入っている(設定を適用している) ※起点となる番号が「電話番号」である場合のみ表示します。(※2) ※自動適用(全体適用)の着信ルーティングに関しては、サーバ全体の動作となるため、コールフローには表示されません。 ※「着信ルーティング」オプションを利用している場合に表示します。 |
カレンダー:{着信ルール名} |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● 該当リソースのカレンダータブにて、共通カレンダールールが設定がされている ● 該当リソースのカレンダータブにて、曜日・祝日ルールまたは個別日ルールに共通時間帯ルール/個別時間帯ルールが設定がされている(※3) |
不在着信時ルール:{不在秒数}秒 |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● 該当リソースの着信設定タブ>不在着信>不在着信時ルールに「設定する」が選択されている ※システム設定>着信不能時の設定の設定に関しては、サーバ全体の動作となるため、コールフローには表示されません。 |
待ち呼ダイヤル受付 |
以下を満たす場合に表示します。 ● コールセンターの着信設定タブ>待ち呼ダイヤル受付設定>待ち呼ダイヤル受付に「設定する」が選択されている ※該当リソースに不在着信時ルール:0秒が設定されている場合はコールフローに表示されません。 ※設定例のように、待ち呼ダイヤル受付を利用してコールアクションを動作させた場合、コールアクション側の動作内容はコールフローに表示されません。 |
ダイヤル設定:{ダイヤル番号} |
以下のいずれかを満たす場合に表示します。 ● IVRのダイヤル設定タブ>選択時の動作が設定されている ※該当リソースに不在着信時ルール:0秒が設定されている場合はコールフローに表示されません。 |
APIレスポンス設定:{優先順位} |
以下を満たす場合に表示します。 ● IVR(API連携)のAPIレスポンス設定タブ>選択時の動作が設定されている ※該当リソースに不在着信時ルール:0秒が設定されている場合はコールフローに表示されません。 ※「API連携IVR」オプションを利用している場合に表示します。 |
APIレスポンス設定:{レスポンス条件} |
以下を満たす場合に表示します。 ● IVR(チャットボット連携)のチャットボット転送先設定タブ>選択時の動作が設定されている ※該当リソースに不在着信時ルール:0秒が設定されている場合はコールフローに表示されません。 ※「API連携IVR」「チャットボット連携」オプションを利用している場合に表示します。 |
操作エラー回数:{設定値}回 |
以下を満たす場合に表示します。 ● IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールに着信ルールが設定されている ※該当リソースに不在着信時ルール:0秒が設定されている場合はコールフローに表示されません。 |
※1. 起点となる番号が「電話番号」である場合のみ、2段目のノード(ダイヤルインが設定されているノード)に非通知着信時ルールのラインを表示します。
※2. 起点となる番号が「電話番号」である場合のみ、2段目のノード(ダイヤルインが設定されているノード)に着信ルーティングのラインを表示します。
※3. BIZTELバージョン 3.9.Xまで、カレンダータブの祝日ルールに設定している共通時間帯ルール/個別時間帯ルールはコールフローに表示されません。
ラインの先にノードが表示される条件
ラインの先にノードが表示される条件は以下の通りとなります。
● 着信ルール種別の転送/ガイダンス+転送に内線番号が設定されている場合
● IVR>ダイヤル設定/APIレスポンス設定/チャットボット転送先設定>選択時の動作の転送に内線番号が設定されている場合
上記以外の場合は、ラインの先にルールアイコンが表示されます
ノードごとに表示されるラインの一覧
各リソース共通の設定箇所と、設定している場合にノードから表示されるラインの一覧は以下となります。
|
着信設定タブ | 着信ルーティングタブ | カレンダータブ | |||
---|---|---|---|---|---|---|
同時通話数制限 | 非通知着信 | 不在着信 | 待ち呼ダイヤル受付 | |||
IVR | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 |
API連携IVR | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 |
コールセンター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
着信グループ | 〇 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 |
電話端末 |
- |
〇 |
〇 |
- |
〇 |
〇 |
電話番号 |
〇 |
- |
- |
- |
- |
- |
電話会議室(※) |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
※電話会議室ノードは各種転送設定が行えないため、ラインは表示されません。
IVRの設定箇所と、設定している場合に表示されるラインの一覧は以下となります。
|
ガイダンスタブ | ダイヤルタブ | APIレスポンス設定タブ | チャットボット転送先設定タブ |
---|---|---|---|---|
IVR | 〇(※) | 〇 | - | - |
API連携IVR | 〇(※) | - | 〇 | 〇 |
※IVRのガイダンスタブ>操作エラーによるIVRの終了設定>終了時の着信ルールのみが対象です。
ラインの表示順
ノードから伸びるラインはBIZTELの処理順に上から表示します。
※着信アイコンに伸びるラインは処理順に関係なく一番下に表示されます。
着信するまでの処理 | |
---|---|
1 | 同時通話数上限ルール ※電話番号>制限種別に発着信制限/着信制限が設定されている場合も該当します。 |
2 | 非通知着信ルール |
3 | 着信ルーティング |
4 | カレンダー |
5 | 不在着信時ルール(「不在判定(秒)」が0秒の場合) |
着信してからの処理 | |
6 |
不在着信時ルール(「不在判定(秒)」が1秒以上の場合) |
7 |
待ち呼ダイヤル受付 |
8 |
IVR分岐判定(ダイヤル設定/APIレスポンス設定/チャットボット連携設定) |
9 | 操作エラー回数(ダイヤル設定/APIレスポンス設定) |
5.4 コールフローの表示例
コールフローの表示例を紹介します。
●条件
コールセンター(内線7200)に「参照・編集」権限を持つスーパバイザが、以下設定のコールフローを表示した場合
● 設定内容
● 絞り込み
起点となる番号:コールセンター(内線7200)
日時絞り込み:2024/06/27 18:00(営業時間外に該当する日時)
● コールフロー
2024/06/27 18:00時点のコールフローが表示されます。
なお、電話番号(03XXXXXXXX)のリソース権限は所有していませんが、コールセンターのダイヤルインとして紐づいているため、絞り込み対象として起点となる番号の「電話番号」種別に該当番号が表示され、電話番号を起点にコールフローを表示することも可能です。
6. 注意事項
● コールフローのセッションについて
コールフローのセッション制限時間は 60分間 となります。
また、コールフローはリアルタイムでの画面更新は行わないため、最新情報を表示するためにはページの再読み込みを行う必要があります。
● 表示可能なノード・ルールアイコン数について
コールフローに表示可能なノード数は上限999件、ノードとルールアイコンの総数は上限10,000件となります。
上限を超える場合は該当リソースを起点としたコールフローが表示できませんので、条件を絞りこんで表示してください。