目的 |
BIZTELサーバ(管理画面)を複数ご契約頂いている場合、本オプションを利用することで異なるBIZTELサーバ間の電話端末で内線通話を行うことが可能です。 ※外線番号でのBIZTELサーバ間通話は携帯電話などへの発信と同様、一般的な通話になりますので本オプションなしで可能です。 |
---|---|
対象プラン |
|
用語 | 特にありません。 |
ポイント |
内線連携に特化した操作方法の紹介となります。 |
目次
※項目名をクリックいただく事で項目が展開され、参照したい手順へ移動できます。
1. 内線連携とは
BIZTELではサーバ(管理画面)単位でそれぞれ独立してシステムが稼働しています。
その為、標準では異なるサーバ(管理画面)間の内線通話を行うことが出来ませんが、内線連携オプションを利用する事で内線通話が可能となります。
異なるサーバ(管理画面)間での内線通話はプレフィックスを付与して発信します。
内線連携イメージ図
2. 内線連携操作方法
内線連携時の操作方法を紹介します。
プレフィックス番号の確認
内線連携ご利用時、お客様指定のプレフィックス番号情報を記載したご利用案内(ご契約書類)を送付します。
ご利用開始前にお客様内での周知をお願い致します。
※内線連携オプションをお申込み時に弊社へそれぞれのサーバ(管理画面)に割り当てるプレフィックス番号をご連携頂き、その内容に従った設定を行っています。
内線連携に設定可能なプレフィックス番号は1~98( 7・8・9を除く )となります。
そのため複数台のサーバ(管理画面)をご利用の場合は、11以降の連番での設定をお勧めします。
設定例
以下の設定例で発信方法を紹介します。
契約サーバ1の情報 | サーバIP:XXX.XXX.XXX.XXX プレフィックス番号:11 ソフトフォンの内線番号:3999 |
---|---|
契約サーバ2の情報 | サーバIP:YYY.YYY.YYY.YYY プレフィックス番号:12 ソフトフォンの内線番号:2099 |
2.1 発信方法
内線連携オプション利用時の発送方法は以下となります。
発信方法 | 「発信先プレフィックス番号」+「発信先内線番号」 |
---|
※転送に於いても通常の転送動作時にプレフィックス番号を付与して転送ください。
● ソフトフォンにて発信する例
プレフィックス 11 のご契約サーバ 1 から、プレフィックス 12 のご契約サーバ 2 の内線 2099 へ発信した場合
プレフィックス 12 のご契約サーバ 2 から、プレフィックス 11 のご契約サーバ 1 の内線 3999 へ発信した場合
いずれの場合も、着信時は内線番号にプレフィックス番号が付与された形で表示されます。
3. 内線連携時の着信表示例及び履歴について
内線連携では、個人間の内線通話の他、コールセンターや着信グループ宛てにも発信・転送する事が可能です。
3.1 内線通話時の表示例
内線通話時の表示例を紹介します。
連携先の内線番号から着信があった場合、着信先に関わらず発信元の番号が通知されます。
履歴上も内線通話として、発着信履歴に記録されます。
3.2 転送時の着信表示例
連携元サーバから連携先サーバへ転送した場合の表示例を紹介します。
保留転送、「*」転送時
「3.1 内線通話時の表示例」と同様に連携先サーバでは、発信元の内線番号からの着信表示となります。
※発着信履歴上・コールセンター履歴上でも同様に発信元の内線番号からの着信として情報が記録されます。
「#」転送時
内線連携元にて着信した電話番号が透過されて、ソフトフォン上で表示されます。
※不在応答設定による転送や、同時通話数制限による転送も本動作となります。
※発着信履歴上・コールセンター履歴上でも同様に発信元の外線番号からの着信として情報が記録されます。
IVRのダイヤル操作にて転送した場合
IVRのダイヤル転送先を連携先とした場合の表示例を紹介します。
IVRのから転送された着信は、発信元のお客様電話番号が透過されて表示されます。
「契約サーバ1」の履歴は、IVR履歴のみ記録されます。
「契約サーバ2」の履歴は、コールセンター履歴、発着信履歴に記録され、発信元のお客様からの着信として履歴が残ります。
4. 内線連携時の同時通話数消費
内線連携時の同時通話数の消費については以下を参照ください。
● 契約サーバ間での内線通話した場合
契約サーバ間での内線通話時、各サーバにて同時通話数が1消費されます。
● 契約サーバ1で受けた外線着信を契約サーバ2に転送した場合
外線着信を内線連携先サーバに転送した場合、契約サーバ1では2消費、契約サーバ2では1消費されます。
契約サーバ1:外線着信( 1 )+ 内線連携先への転送( 1 )= 同時通話数 2
契約サーバ2:転送分の着信( 1 )= 同時通話数 1
※契約サーバ1からの転送は内線・外線転送は問いません。
5.内線連携時の機能制限等
機能制限
● 内線連携サーバ先との通話については、発信元の電話端末での「*転送」「#転送」「パーク保留」の制限が解除されていますのでご注意ください。
通常、発信時は、エージェントAによる「*転送」「#転送」「パーク保留」は制限により操作不可となりますが、内線連携時は操作可能となっています。
正しい状態での通話が行えなくなる可能性がありますので、上記の操作は行わないようにしてください。
サインイン・コールバック先の指定
● 内線連携先のサーバで作成した電話端末へのサインイン・コールバック先の指定はできません。
● ご契約サーバ1のアカウントが、ご契約サーバ2の電話端末へサインイン・ご契約サーバ2の内線番号をコールバック先として指定する事はできません。
パーク
● 内線連携先との通話をパーク保留しても、現在のパーク数がカウントされません。
● OpenCTIでは、パーク保留時に通知されるウィンドウ「〇〇〇でパークしました」が表示されません。
転送時の動作
● 外線通話を内線連携先に転送完了した場合、転送先のアカウントのステータスは「内線通話」となります。
● 内線連携先のコールセンターに転送完了した場合、リアルタイムモニタ上にコールセンター名、通話相手先番号は表示されません。
リアルタイムモニタの表示について
内線連携先から着信した通話はリアルタイムモニタ上、通話相手先番号にプレフィックス番号が表示されませんのでご注意ください。
※発信元の番号については、発着信履歴からご確認ください。