目的 |
ソフトフォン(WebRTC)の利用方法を紹介します。 |
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対象プラン |
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用語 |
【WebRTC】 「Web Real-Time communication」の略称で、ウェブブラウザやモバイルアプリでリアルタイム通信を行う規格です。 |
ポイント |
ソフトフォン(WebRTC版)は、ソフトウェアやアプリをインストールせず、ブラウザ上でBIZTELを利用可能です。 ※ソフトフォン(WebRTC版)は以下、ソフトフォンと記載します。 CTI機能はありません。Salesforceとの発着信ポップアップ連携はOpenCTIを利用することで可能です。 |
目次
1.各部説明
事前に「1. ソフトフォン(WebRTC)の設定」「1.ソフトフォン(WebRTC)のサインイン・サインアウト・ステータス変更」が完了していることを確認ください。
1.1 アカウント情報画面
アカウント名 | ソフトフォンにサインインしているアカウントの名称が表示されます。 |
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エージェントステータス |
アカウントが選択しているステータスの表示・変更が可能です。 ※ビジネスフォンプランでは、本機能は表示されません。 |
1.2 メニューアイコン表示画面
キーパッドメニュー | 機能表示画面にキーパッドを表示します。 | |
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履歴メニュー |
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機能表示画面に発着信履歴を表示します。 ※発信・着信・通話中は表示できません。 ※履歴は1ページ当たり9件、最大200件まで表示可能です。 (利用しているブラウザ毎に記録されています。別PCでは同一の履歴を表示できません。) |
リロードボタン |
ソフトフォンのリロード(更新)を行います。 ※発信・着信・通話中は操作できません。 |
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設定メニュー | 管理画面への接続や、ソフトフォンのサイズ変更、ログファイルのダウンロードが可能です。 ※発信・着信・通話中は操作できません。 |
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サインアウトボタン |
ソフトフォンからサインアウトします。 ※発信・着信・通話中は操作できません。 |
1.3 機能表示画面
メニューアイコン表示画面で選択した画面が表示されます。
キーパッドメニュー
電話端末情報 | サインイン中の電話端末の内線番号・名称を表示します。 | |
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通知番号 |
発信時に相手先に通知する番号を示します。 ※通知の優先度は「1.発信時の通知番号の優先順位について」を参照ください。 |
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メッセージ画面 (赤枠点線) |
通話中など電話機能を使用している場合の現在の状況を表示します。 |
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情報画面 |
発信元や宛先情報などを表示します。 宛先 :着信時に相手が発信した番号が表示 発信者:着信時の相手先番号が表示 発信 :発信時の相手先番号が表示 |
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キーパッド表示/非表示ボタン | キーパッドの表示・非表示を切り替えます。 | |
キーパッド | 番号入力エリアに番号を入力します。 | |
番号入力エリア | 入力した電話番号が表示されます。 ※メッセージ画面が「待受中」「保留中」の場合、入力できません。 |
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入力クリアボタン | 電話番号の入力をクリアします。 | |
マイクミュートボタン |
マイクをミュートする際に使用します。 |
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発信/応答ボタン | 通話を発信、通話に応答する際に使用します。 | |
切断ボタン | 通話を切断する際に使用します。 | |
保留/保留解除ボタン | 通話を保留する際に使用します。 | |
転送ボタン | 通話を転送する際に使用します。 | |
パークボタン | クリックすることでパーク保留が可能です。 |
履歴メニュー
履歴メニューでは、利用中のソフトフォンの発着信履歴の確認が可能です。
着信履歴(応答) | 着信に応答した履歴を表示します。 | |
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着信履歴(不在) | 着信に応答できなかった履歴を表示します。 | |
発信履歴 | 外線発信・内線発信の履歴を表示します。 |
設定メニュー
管理画面で設定 | 「管理画面」>「マイアカウント」>「WebRTC」の項目を表示します。 | |
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ログファイル | ソフトフォンのログファイルをダウンロードします。 | |
ズーム設定 | ソフトフォンの表示倍率を変更します。 50 ~ 200%で変更可能です。 |
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バージョン情報 |
ソフトフォンのバージョン情報の他、接続中URL、サインインアカウント、 コピーボタンをクリックする事で、バージョン情報や設定情報がコピーされます。 |
2.発信
ソフトフォンの発信方法は2通りあります。
ダイヤル操作による発信
手順1.ソフトフォンのダイヤル、もしくはキーボードから電話番号を入力します。
※ダイヤルは画面左下の発信ボタンから表示・非表示の切り替えが可能です。
手順2.「発信ボタン」をクリック、もしくはキーボードの「Enter」キーを押す事で発信されます。
発着信履歴からの発信
手順1.ソフトフォンの「発着信履歴」をクリックし、発信する電話番号をクリックします。
手順2.選択した電話番号が入力欄に反映後、「発信ボタン」をクリック、もしくはキーボードの「Enter」キーを押す事で発信されます。
クリックトゥコール機能を用いて発信する場合
BIZTELバージョン 3.6.0 以降、CRM上に表示されている電話番号をクリックトゥコール機能を用いて、ソフトフォン(WebRTC版)で発信する際、電話番号の先頭が「+81」「+810」の場合は「 0 」に変換して発信します。
例)81090XXXXXXXX → 090XXXXXXXX に変換した上で発信します。
※ダイヤル入力で「81」「810」を入力した場合も同様の動作になります。
3.着信・応答
手順1.着信すると、エージェントステータスが「着信中」と表示され、「応答ボタン」が鳴動します。
また、ブラウザの通知設定を有効にしている場合、ブラウザ通知がポップアップします。
※通知設定については「1.ソフトフォン(WebRTC)のサインイン・サインアウト・ステータス変更」を参照ください。
ご利用中のバージョンにより応答ボタンのアニメーションが異なります。
● BIZTELバージョン 3.4.X まで
● BIZTELバージョン 3.5.0 以降
手順2.「応答」ボタンをクリックする事で通話が開始されます。
※ソフトフォンがアクティブ(Windows上で選択されている状態)になっていない場合、応答ボタンをクリックしても反応しませんのでご注意ください。
※「Shift」+「Enter」キーなどのショートカットキーでの応答はできませんのでご注意ください。
BIZTELバージョン 3.6.0 以降の表示について
業務ラベルの表示
BIZTELバージョン 3.6.0 以降、業務ラベル名が表示可能となります。
※業務ラベルの詳細は「2.業務ラベル(BIZTELバージョン 3.5.0 以降)」を参照ください。
※業務ラベルが未設定の場合は空白が表示されます。
通話時間の表示
BIZTELバージョン 3.6.0 以降、通話経過時間が表示可能となります。
※1時間未満の場合は「mm:ss」形式で表示され、1時間を超える場合は、「hh:mm:ss」の形式で表示されます。
保留時間の表示
BIZTELバージョン 3.6.0 以降、保留時間が表示可能となります。
詳細は「5.保留・パーク保留」を参照ください。
4.切断
通話の切断は、画面右下の「切断ボタン」から切断ください。
5.保留・パーク保留
保留
通話中、「保留ボタン」をクリックする事で保留が可能です。
※「保留ボタン」は通話中に表示されます。
※保留解除は、保留中に再度「保留ボタン」をクリックしてください。
BIZTELバージョン 3.6.0 以降の保留表示について
BIZTELバージョン 3.6.0 以降の場合、保留操作を行うと画面上に保留時間が表示されます。
※1時間未満の場合は「mm:ss」形式で表示され、1時間を超える場合は、「hh:mm:ss」の形式で表示されます。
パーク保留
通話中、「パークボタン」をクリックする事でパーク保留が可能です。
パーク保留後、パーク番号が表示されますので、応対者へ番号を伝えます。
※パーク保留は「300秒」保留状態が継続すると、パーク保留をした電話端末に対して折り返し連絡を入れます。折り返し先の電話端末が通話中や受話器をあげた状態など、電話を受けられない状態の場合、通話が切断されます。
パーク保留に応答する場合、パーク番号に発信する事で応答可能です。
※BIZTELバージョン 3.4.10 以降、パーク保留応答後、通話開始のタイミングでビープ音が再生されます。
6.転送
手順1.通話中に「保留ボタン」をクリックします。
手順2.転送先電話番号を入力し、「発信ボタン」をクリックします。
手順3.転送先が応答後、「転送ボタン」をクリックします。
※「切断ボタン」をクリックすると保留状態に戻りますのでご注意ください。
発信元番号を通知して転送する場合
コールセンター機能利用時にコールセンターへ着信した場合、内線転送に限り発信元番号・着信先番号を通知した転送機能が利用できます。
※コールセンター以外の着信の操作でも[ * ]転送操作はご利用できますが、通知される番号は内線番号となります。
「*」転送の操作方法
手順1.通話中に「*」をクリックします。
手順2.転送先電話番号を入力するガイダンスが再生された後に転送先電話番号を入力します。
手順3.転送先に自動発信され、転送先の応答後に「切断ボタン」をクリックします。
※転送先へは、発信元の電話番号が通知されて着信します。
「#」転送の転送方法
転送先の担当者と会話せず、発信元の通話を転送先の担当者へ転送する方法となります。
※転送先の担当者が別の通話中などは発信元の通話が切断されるためご注意ください。
手順1.通話中に「#」をクリックします。
手順2.転送先電話番号を入力するガイダンスが再生された後に転送先電話番号を入力します。
手順3.転送先に自動発信され、転送元の通話は自動切断されます。
※転送先が内線番号の場合、発信元の電話番号が通知されて着信します。
7.ピックアップ
電話端末同士が同じピックアップグループに所属している場合のみ、「*8」をダイヤルして代理応答が可能です。
ピックアップグループの詳細は「1.ピックアップグループの設定」を参照ください。
※コールセンター着信は、ピックアップできませんのでご注意ください。
8.三者通話
ソフトフォン(WebRTC版)を起点とした、三者通話は利用できませんのでご注意ください。
ソフトフォン(WebRTC版)が参加者となる場合は、三者通話可能です。
9.その他
自分の声が相手に聞こえない・相手の声が聞こえない場合
自分の声が通話相手に聞こえない、通話相手の声が自分に聞こえない場合、サウンド設定が不足が無いかしていないか「1.ソフトフォン(WebRTC)のサインイン・サインアウト・ステータス変更」内の「ブラウザ設定」をご確認ください。
セッション切れについて
ソフトフォンは無操作によるセッション切れはありませんが、ブラウザのセッションが切れた場合に切断される可能性があります。
セッションが切れている場合は、画面をリロードして接続を復旧させてください。
※ブラウザの仕様として、多数のタブを開くなどメモリを多く利用するとアクティブではないタブの通信を切断する場合があります。最小化状態や別アプリケーションの裏側に隠れている状態など、画面上気づかない状態で通信が切断されている場合、着信しませんのでご注意ください。
ソフトフォン(WebRTC版)で利用可能な機能について
ソフトフォン(WebRTC版)で利用可能な機能は以下となります。
● モニタリング・ささやき
● シートビュー
● エージェントコントロール
● OpenCTI
● アウトバウンド機能(自動発信)
● コールバック発信