目的 |
ソフトフォン(WebRTC)の設定を行い、ビジネスフォンまたはコールセンターの発着信可能な電話機として使用できるようにします。 |
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対象プラン |
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用語 |
【WebRTC】 「Web Real-Time communication」の略称で、ウェブブラウザやモバイルアプリでリアルタイム通信を行う規格です。 |
ポイント |
ソフトフォン(WebRTC)は、ソフトウェアやアプリをインストールせず、ブラウザ上でソフトフォン機能を利用可能です。 ※ソフトフォン(WebRTC版)は以下、ソフトフォンと記載します。 CTI機能はChrome拡張(BIZTEL CTI Tool)と組み合わせることで利用可能です。 また、Salesforceとの発着信ポップアップ連携はOpenCTIを利用することで可能です。 |
目次
1. ソフトフォン(WebRTC)の利用開始までの設定
本手順を行う前に以下の対応が済んでいる事をご確認ください。
・「1.電話端末の設定」に従い、ソフトフォン(WebRTC)の作成が完了していること。
・「1.アカウントの作成」に従い、利用するアカウントの作成が完了していること。
※アカウントの作成はコールセンターのエージェントとして利用する場合のみ必要です。
BIZTELバージョン 3.6.0 以降で、「ソフトフォン(WebRTC)の自動作成」機能を利用する場合は、
手動での「1.電話端末の設定」が不要です。ご利用バージョンに沿った内容で対応ください。
BIZTELバージョン | 3.4.0 ~ 3.5.20 | 3.6.0 以降 |
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電話端末の作成 | 手動対応のみ | 手動対応・自動作成が可能 |
アカウントの作成 | 手動対応のみ | 手動対応のみ |
WebRTCの有効化 | 手動対応のみ | 手動対応、自動作成が可能 |
アカウントへの紐づけ | 手動対応のみ | 手動対応のみ |
1.1 ソフトフォン(WebRTC)の有効化
本項目は、利用したいアカウントごとに電話端末(内線)の設定が必要となります。
手順1.ログインアカウントによりBIZTEL管理画面の操作項目が違います。
※以降はいずれのアカウントでの操作でも同様の手順です。
● 最上位アカウント、システム管理者ロール、スーパバイザロールで権限を持っているアカウントの
設定を行う場合
「アカウント」>「アカウント」をクリックします。
● ログインしているアカウントの設定を行う場合(主にスーパバイザ、ユーザロールで設定する場合)
「アカウント」>「マイアカウント」をクリックします。
手順2.上部タブ「WebRTC」をクリックします。
手順3.「編集」をクリック後、「WebRTC利用」を「設定する」に変更します。
手順4.「設定する」に変更後、以下の項目を選択します。
電話端末 |
端末種別を「BIZTELソフトフォン(WebRTC)」に設定した電話端末がリストで表示されます。 利用する電話端末を選択ください。 ※既に利用中の電話端末はリストに表示されません。 |
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NAT超えを行う |
設定する インターネット経由で利用する場合は、「設定する」を選択ください。 設定しない VPNオプションを契約中で、VPN経由で利用する場合は、「設定しない」を選択ください。 |
パーク保留番号 |
管理画面の初期値で設定されている値は「700」番となります。 パーク番号の追加を行っている場合、利用する番号を選択ください。 |
手順5.「保存」をクリックします。
手順6.「保存しますか?」の表示後、「OK」をクリックします。
設定が反映されている事を確認ください。
1.2 アカウントへの紐付け
ソフトフォン(WebRTC)をコールセンターのエージェントとして利用する為には、アカウントに利用する電話端末を紐付ける必要があります。
※コールセンターでの利用ではなくビジネスフォンとしての利用(グループ着信やダイヤルイン番号での利用)の場合は設定不要です。
※紐付けを行っていない場合、エージェントステータスの変更ができませんのでご注意ください。
手順1.紐付け対象のアカウント設定画面から「エージェント」をクリックします。
手順2.ステータスをクリックし、サインイン端末から「ソフトフォン(WebRTC)」として設定した電話端末を選択します。
手順3.「変更」をクリックします。
手順4.「変更しますか?」の表示後、「OK」をクリックします。
以上で紐付け完了です。
2.ソフトフォン(WebRTC)の自動作成
BIZTELバージョン 3.6.0 以降、アカウント作成時にソフトフォン(WebRTC)を自動作成する事が可能です。
手順1.BIZTEL管理画面より「アカウント」>「アカウント」をクリックします。
手順2.「新規」をクリックします。
手順3.必要事項を入力し、「保存」をクリックします。
※詳細は「1.アカウントの作成」を参照ください。
※本手順ではソフトフォン(WebRTC)の自動紐づけに必要な箇所のみ記載しています。
エージェント利用 |
設定する コールセンターのエージェントとして利用する場合は、設定するにチェックを入れます。 設定しない ビジネスフォンとして利用する場合は、設定しないにチェックを入れます。 |
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WebRTCの自動作成 | 「設定する」にチェックを入れます。 |
内線番号指定 |
設定する 内線番号 1000 ~ 3999 内で手動で指定します。 設定しない 内線番号 2000 ~ 3999 の空き番号内の若い番号から自動採番します。 |
内線番号 |
内線番号指定で「設定する」にチェックを入れた場合、内線番号を入力します。 |
手順3.アカウント作成完了後、「WebRTC」タブをクリックします。
手順4.ソフトフォン(WebRTC)が自動作成及びアカウントに紐づいている事をご確認ください。
WebRTC利用 | 「設定する」と表示されていることをご確認ください。 |
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電話端末 | 「内線番号:アカウント名のWebRTC端末」の形式で表示されていることをご確認ください。 |
NAT越えを行う | 「設定する」と表示されていることをご確認ください。 |
パーク保留番号 | 「700」と表示されていることをご確認ください。 ※利用しているパーク番号が異なる場合は、必要に応じて変更ください。 |
※電話端末メニュー内にも自動作成されたソフトフォン(WebRTC)が存在する事をご確認ください。
以降の手順はコールセンタープランをご契約のお客様でアカウントをエージェント利用する方のみ対応ください。
手順5.「エージェント」タブをクリックします。
手順6.ログオフとなっているステータスをクリックします。
手順7.サインイン端末に「手順4」で確認した内線番号を選択し、変更をクリックします。
手順8.「変更しますか?」の表示後、「OK」をクリックします。
以上で設定完了です。
アカウントを削除する場合
アカウントを削除時に紐づいているソフトフォン(WebRTC)を同時に削除することが可能です。
尚、ソフトフォン(WebRTC)以外の端末が該当のアカウントに紐づいている場合、削除されません。
※下図のポップアップの文言はご利用のBIZTELバージョンにより異なる場合がございます。
3.関連マニュアル
ソフトフォン(WebRTC版)の設定完了後、以下マニュアルへお進みください。
1.ソフトフォン(WebRTC)のサインイン・サインアウト・ステータス変更
→ ソフトフォン(WebRTC)の起動方法、ステータス変更方法のマニュアルです。
→ ソフトフォン(WebRTC)を用いた通話に関する操作方法のマニュアルです。