目的 |
BIZTELの通話音声(VoIP)は標準では暗号化されておらず、BIZTEL VPNオプションでの通信経路の暗号化、もしくは本オプションをご契約いただき内線の設定を行うことにより、電話端末(内線)単位で暗号化が可能となります。 |
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対象プラン | |
用語 |
特にありません。 |
ポイント |
音声を暗号化する方法は2パターン存在します。 いずれのパターンも音声暗号化を実施したい場合はオプション契約が必要となります。 |
目次
1. 音声暗号化利用の通信要件
BIZTELの音声暗号化を利用するには、以下のプロトコルを利用します。
以下表の情報を基に通信許可をお願い致します。
●LAN→WAN(拠点PC IP体系 → BIZTELサーバ)で許可する通信ポート
※LAN → WAN向けポリシー設定については、レスポンスパケットを通す設定をお願いします。
項目 | BIZTEL | BIZTEL |
プロトコル | SIP/TLS | SRTP |
種類 | TCP | UDP |
宛先IPアドレス | BIZTELサーバ (XXX.XXX.XXX.XXX) |
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宛先ポート | 15061 | 10000-20000 |
送信元IPアドレス | BIZTELソフトフォン | |
送信元ポート | 動的割当 |
●WAN → LAN(BIZTELサーバ → ルータ)で許可する通信ポート
※YAMAHAのルータ等をご利⽤の場合には下記WAN→LAN側の通信を許可する設定を⾏う必要があります。
項目 | BIZTEL | BIZTEL |
プロトコル | SIP/TLS | SRTP |
種類 | TCP | UDP |
宛先IPアドレス | ルータのグローバルIP | |
宛先ポート | any | |
送信元IPアドレス | BIZTELサーバ (XXX.XXX.XXX.XXX) |
|
送信元ポート | 15061 | 10000-20000 |
その他の通信要件は「1.BIZTEL通信要件表」を参照ください。
2. 音声暗号化の対応電話機
音声暗号化が可能な電話機は以下が対象となります。
その他の機種については、対応しておりませんので、ご了承ください。
メーカー | 機種名 |
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BIZTEL | ソフトフォン Ver3.2.x 以上 |
Panasonic | KX-HDV130N |
Grand stream | DP720、GRP2601 |
※固定電話機については、弊社で設定後にお客様へ発送を行っております。既に固定電話機をご利用中の場合、お客様側で設定変更を行うことができませんので、設定変更をご要望の場合は、弊社営業担当までお問合せください。
3. 音声暗号化の設定方法
前提条件:音声暗号化オプションの契約が必要となります。
音声暗号化の設定は、BIZTEL管理画面の「電話端末」の項目より実施します。
※音声暗号化の設定に特化した説明となっておりますので、基本的な電話端末の設定は「1.電話端末の設定」を参照ください。
3.1 電話端末の新規作成
手順1.BIZTEL管理画面より「電話端末」をクリックします。
手順2.画面右上の「新規」をクリックします。
手順3.必要事項を入力し、「端末種別」から使用する電話機に従って内容を選択し、「登録」をクリックします。
※以下画像ではソフトフォン利用での設定例となります。
※ハードフォンの端末種別変更は、弊社でのハードフォンの設定変更作業が必須となります。
※端末種別の変更を実施した際は、ソフトフォン・ハードフォンに関わらず再起動が必要です。
ハードフォンの場合は、ケーブルの抜き差し等で電源の入れなおしにて再起動してください。
手順4.登録完了後、電話機を起動します。以上で設定完了です。
3.2 既存の電話端末の設定変更
手順1.BIZTEL管理画面より「電話端末」をクリックします。
手順2.電話端末の一覧から設定変更する電話端末を選択します。
手順3.画面右上の「編集ボタン」をクリックし、「端末種別」を変更し、「保存」をクリックします。
※下記画像はBIZTELソフトフォンからBIZTELソフトフォン(暗号化)へ変更した場合の例です。
※暗号化を解除する場合は、(暗号化)がついていないものを選択ください。
※BIZTEL バージョン 3.2.X では「保存」が「登録」と表示されます。
手順4.登録完了後、利用中の電話機を再起動します。
再起動後、ソフトフォンに鍵マークが表示されている事をご確認ください。
以上で設定変更完了です。