目的 |
IVRでの分岐判定に用いるダイヤル番号と分岐先(転送先)を設定します。 IVRのダイヤル設定は、「〇〇の方は 1 を、〇〇の方は 2 を・・・」とのガイダンス再生後にお客様にて操作頂くダイヤル番号と、プッシュ操作を行った後の転送先を設定します。 |
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対象プラン |
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用語 |
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ポイント |
転送には転送先の内線番号が必要になるので、転送先の「電話端末」、「着信グループ」、「コールセンター」を先に作成しておきます。 作成したダイヤル設定数を案内する操作ガイダンスの作成が必須です。「ガイダンス」タブの「操作ガイダンス」で設定します。 |
目次
1. IVRのダイヤル設定
IVRのダイヤル設定の方法を紹介します。
手順1.設定するIVRの「ダイヤル設定」をクリックします。
手順2.画面右上の「新規」をクリックします。
手順3.編集画面表示後、ダイヤル設定を入力します。
※各項目の詳細
ダイヤル番号 | 発信者が入力するダイヤル番号を設定します。 0 ~ 9で入力ください。 |
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業務ラベル | ダイヤル番号で指定した値をプッシュされた場合の業務ラベルを設定します。 ※BIZTELバージョン 3.7.0 以降で利用可能です。 |
選択時の動作 |
ダイヤル番号に対しての動作を選択します。 転送 :指定の電話番号に着信呼を転送します。 |
着信ルール |
動作させる着信ルールを選択します。 |
転送先 |
転送先の電話番号を指定します。 |
外線番号 (※) |
転送先の外線番号を入力します。 |
メモ | ご自由に入力ください。 |
※外線番号に転送する際は同時通話数を「2」消費します。
※外線番号へ転送する際は、発信通話としての通話料金が発生しますのでご注意ください。
手順4.設定入力後、「保存」をクリックします。
手順5.「保存しますか?」と表示後、「OK」をクリックします。
設定が反映されていれば設定完了です。
※同様の手順で、必要数分のダイヤル設定を行ってください。
ダイヤル設定の一覧画面では以下の情報が確認可能です。
ダイヤル番号 | お客様に操作していただくためのダイヤル番号が表示されます。 |
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業務ラベル | ダイヤルに対応した業務ラベルが表示されます。 |
転送先 | ダイヤルに対応した転送先が表示されます。 |
着信ルール | ダイヤルに対応した転送先が表示されます。 |
メモ | 作成時に入力したメモが表示されます。 |
2. IVRを複数階層の構成にする
IVRを複数構成にする事で、より詳細に分岐させることが可能です。
● 通常のIVRイメージ
● 複数階層のIVRイメージ
上記のように複数階層を用意する事で多数の分岐を設ける事が可能です。
3階層、4階層と構成する事も可能ですが、階層が多くなればなるほど、お客様の途中離脱の可能性が高くなりますので、必要最低限に留めるようにご注意ください。
2.1 複数階層のIVRにする為には
「複数階層のIVRイメージ」を基に複数階層のIVRにする為の設定例を紹介します。
手順1.転送元となるIVRを必要数分作成します。電話の受け口となるIVRのみ外線番号を紐付けます。
手順2.それぞれのIVRにダイヤル設定をします。
● IVR(内線番号:7000)のダイヤル設定
転送先はIVRの内線番号を設定します。
● IVR(内線番号:7100)のダイヤル設定
転送先はコールセンターの内線番号を設定します。
● IVR(内線番号:7200)のダイヤル設定
転送先はコールセンターの内線番号を設定します。
以上で複数階層のIVR設定は完了です。
3.IVR転送時に同時通話数制限に達した場合
IVR着信後、BIZTEL管理画面の同時通話数制限に達した場合の動作例を紹介します。
IVRに着信後、内線番号へ転送した場合
IVRに着信後、転送先が内線番号の場合は転送可能です。
※内線転送では同時通話数を追加で消費しません。
※転送先で同時通話数制限を設定している場合は、設定値に従います。
■最大同時通話数が【10】通話の場合
IVRに着信後、外線番号へ転送した場合
BIZTELバージョンごとに動作が異なります。
BIZTELバージョン3.5.10未満の動作
IVRに着信後、既に最大同時通話数に達した状態で外線番号へ転送する場合は同時通話数の上限を超えてしまう為、転送されず通話が切断されます。
※外線転送に同時通話数を【1】消費します。
BIZTELバージョン3.4.0 までの動作:ビジーとなり切断されます。
BIZTELバージョン3.4.10 ~ 3.5.10未満の動作:回線集中ガイダンスが再生され、切断されます。
■最大同時通話数が【10】通話の場合
BIZTELバージョン3.5.10以降の動作
IVRに着信後、既に最大同時通話数に達した状態でもダイヤル設定による外線転送は可能です。
※同時通話数のカウントは、従来通り「着信」で1消費、「外線発信(転送)」で1消費(合計2通話消費)となります。
■最大同時通話数が【10】通話の場合
※外線転送で同時通話数を【1】消費し同時通話数の合計が【11】となるため、合計【9】以下となるまで新規着信はできません。