目的 |
外線番号の登録情報を参照するほかに、発着信制限を設定して発着信量を調整します。 |
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対象プラン |
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用語 |
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ポイント |
※この章は、初期設定の中でも重要性が高く、かつ理解が難しい設定です。 特定の外線番号に急激な着信があった場合、その量が同時通話契約数の上限に達すると、それ以上の着信を受け付けません。空きが出るまで発信もできません。 さらに複数の外線番号を設定している場合、ひとつの外線番号の発着信で同時通話契約数の上限に達すると、他の外線番号では発信も着信もできなくなります。 それを防ぐために発着信制限を設定することで、特定の外線番号の発着信量を制限して、他の外線番号も発着信ができるようにする“蛇口”のような機能になります。 これと同じような機能を持つのが、「着信設定」にある「同時通話制限ルール」です。 これは着信グループやIVR、コールセンターの設定時に、内線側で制限をかける機能です。 外線番号の発着信制限と、内線の同時通話制限ルールの二つを正しく理解することで、適切な呼の分配を設定できます。 ※「同時通話制限ルール」については、メニュー「着信グループ」、「IVR」、「コールセンター」の「着信設定」を参照してください。 |
目次
1.電話番号と発着信制限の仕組み
電話番号と発着信制限の仕組みを説明します。
2.利用可能な電話番号の見方
手順1.BIZTEL管理画面内、「共通設定」>「電話番号」をクリックします。
利用可能な電話番号の一覧が表示されます。
ID | 電話番号毎に付与される一意のIDが表示されます。 ※通常は非表示です。 |
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電話番号 | 利用可能な電話番号が表示されます。 |
通知番号(置換) | 0120番号などを通知して発信する際に、通信キャリア側で置換される電話番号が表示されます。 ※通常は非表示です。 ※本機能は未使用項目となります。 |
名称 | 電話番号に登録した名称が表示されます。 |
PINコード | PIN転送用のコードが表示されます。 サービス障害時やお客様ネットワーク障害等、着信を受けられない場合に別の電話番号に転送する際に使用します。 ※詳細は「1.PIN転送」を参照ください。 |
内線番号 | 電話番号に紐付けされている内線番号が表示されます。 ※通常は非表示です。 |
発着信制限 |
発着信制限を設定している場合、制限種別が表示されます。 |
最大同時通話数 | 発着信制限を設定している場合、制限数に設定している値が表示されます。 |
操作可能者 |
電話番号に割り当てられているゲートウェイグループに従い、電話番号に対しての操作可能者を表示します。 利用者 お客様が契約元となっている電話番号です。お客様による編集操作が可能です。 サービス提供元 弊社が提供元となっている電話番号です。お客様による編集操作は一部項目のみ可能です。 |
ゲートウェイグループ | 電話番号が登録されているゲートウェイが所属するゲートウェイグループが表示されます。 ※通常は非表示です。 |
利用開始日 | 電話番号の利用開始日が表示されます。 ※利用開始日以前は発着信を行うことができません。 ※通常は非表示です。 |
メモ | 登録されたメモが表示されます。 ※1 ~ 500文字で入力可能です。 |
作成日時 | レコードが作成された日時が表示されます。 |
更新日時 | レコードが更新された日時が表示されます。 ※通常は非表示です。 |
※表示内容は、画面右側のハンバーガーメニューをクリックする事で編集可能です。
3.電話番号の登録
BIZTELバージョン 3.5.0 以降、「3.1 電話番号登録の条件」を満たすお客様に限り、システム管理者ロールのアカウントにて、電話番号の登録が可能です。
3.1 電話番号登録の条件
電話番号登録を行うには以下の条件を満たしている必要があります。
● お客様にて、専用ゲートウェイを所有していること。
※専用ゲートウェイとは、お客様にて契約中の電話番号が収容されている機器となります。
● 追加する電話番号が、BIZTELにて払い出した電話番号ではなく、お客様とキャリアにて契約した電話番号であること。
● ベンダーによるお客様ゲートウェイへの設定追加(必要に応じて回線接続)がされていること。
3.2 電話番号の登録方法
手順1.「BIZTEL管理画面」>「共通設定」>「電話番号」をクリックします。
手順2.「新規」をクリックします。
手順3.以下の設定項目を入力し、「保存」をクリックします。
電話番号 | 追加する電話番号を入力します。 |
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通知番号(置換) | 利用しない項目となります。 |
名称 | 電話番号に対しての名称を登録します。 60文字まで入力可能です。 |
制限種別 |
制限なし 発信・着信ともに制限を設けません。 発信制限 発信に対して制限を設けます。 着信制限 着信に対して制限を設けます。 発着信制限 発信・着信ともに制限を設けます。 |
最大同時通話数 | 1 ~ 同時通話数の契約上限まで選択可能です。 ※制限種別で「制限なし」以外を選択すると表示されます。 |
ゲートウェイグループ | お客様ゲートウェイを選択ください。 |
利用開始日 | 利用開始日を選択ください。 ※利用開始日を迎えるまで電話番号の利用はできません。利用開始日までコールセンター等のリソースへ設定されるリスクを防ぎます。 |
メモ | 500文字以内でご自由にご利用ください。 |
手順4.「保存しますか?」の表示後、「OK」をクリックします。
以上で登録完了です。動作試験にて正常に発着信できるかご確認ください。
3.3 着信課金番号を利用する場合
0120番号などの着信課金番号を利用する場合、以下点にご注意ください。
NTTコミュニケーションズ社の0120、0800、0570番号を登録する場合
● BIZTEL上に登録する電話番号は0120、0800、0570番号の裏番号となる電話番号のみ登録ください。
● 0120、0800、0570番号を発信時に通知する場合、「特定番号通知」オプションをご契約ください。
● 発信時、裏番号となる電話番号を選択して発信すると通信キャリアが0120等に自動で番号変換して通知します。
● 着信時、裏番号となる電話番号をコールセンター等の着信先に設定してください。
その他通信キャリアの0120、0800番号を登録する場合
● BIZTEL上に登録する電話番号は0120、0800番号及び、裏番号となる電話番号の両方を登録ください。
● 0120、0800番号を発信時に通知する場合、各キャリアの番号通知オプションをご契約ください。
※KDDI社「フリーコール番号通知」、Softbank社「フリーコール番号通知サービス」など
● 発信時、登録した0120、0800を選択して発信すると選択した電話番号で通知します。
● 着信時、裏番号となる電話番号をコールセンター等の着信先に設定してください。
4.制限種別の設定
電話番号に発着信制限を設定する方法を紹介します。
※本項目を設定した場合、同時通話数の設定値以上の値となった通話はビジー(話中音)が返されます。
手順1.BIZTEL管理画面内、「共通設定」>「電話番号」をクリックします。
手順2.利用可能な電話番号の一覧から設定変更する電話番号をクリックします。
手順3.「編集」ボタンをクリックします。
手順4.「制限種別」「最大同時通話数」を設定し、「保存」をクリックします。
※必要に応じて「名称」「メモ」も設定ください。
※BIZTELバージョン 3.2.X までは、「登録」と表示されます。
制限なし | 発着信制限は同時通話数の契約上限に従います。 |
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発着信制限 | 発信・着信両方に対して制限を設けます。 |
発信制限 | 発信に対して制限を設けます。 |
着信制限 | 着信に対して制限を設けます。 |
最大同時通話数 | 1 ~ 契約上限数の間で設定可能です。 ※制限種別で「制限なし」以外を選択すると表示されます。 |
※「名称」「制限種別」「最大同時通話数」「メモ」のみ修正可能です。
手順5.「保存しますか?」の表示後、「OK」をクリックします。
※BIZTELバージョン 3.2.X までは、「登録しますか?」と表示されます。
以上で設定完了です。
5.CSVダウンロード
BIZTELバージョン 3.4.0より電話番号一覧はCSVファイルのダウンロードが可能です。
画面右上の「CSVダウンロード」ボタンからダウンロードください。
CSVファイルに出力される内容は、検索結果に表示している項目が表示されます。
必要に応じてメニューの表示・非表示を切り替えて出力ください。